こんにちは!
ロストスフィアクリアしましたので感想・評価を書きたいと思います。できる限りシナリオのネタバレには配慮しますがネタバレはちょっとでも気になるという方は注意。
攻略感想のリンクも貼りますがネタバレされたくない方はリンクを開かないでください。
一言ポイント
・薄く感じるイベントシーン
・状態異常が凶悪なボス戦
・出さない方がよかった体験版
↓ 評価法の詳しい説明はこちら。あらかじめ読んでもらえると嬉しいです。
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
概要
2017年10月12日にスクエアエニックスより発売されたRPG。開発元はTokyo RPG Factory。ハードはPS4とNintendo Switch。
前作のいけにえと雪のセツナに続いて90年代RPGの面白さを現代のスタイルに合わせて再現するというコンセプトで作られている。
キャッチコピーは「月はただ 美しく 冷たく 宿命を照らす」(公式サイトより)
シナリオ
5点
王道な要素が多くプレイしていて熱くなる場面もあります。ただ一言で言うと薄く感じました。例を出すと「キャラが怒る→周りが説得する→納得する」このような流れを1シーンでやるためプレイしていて「あっもういいの?」と思う場面が多かったです。うじうじ悩んでるシーンが見たいわけではないのですが置いていかれてるような気になりました。テンポが良いとも言うのかな?
伏線回収は良くできていたと思います。ただ本編でも出てくる内容をサブイベントで回収したりします。やらなくても問題はないのですが知っているのと知らないのではキャラについての理解がだいぶ違います。それをサブイベントでやるのはどうなんだと感じるものもあります。特に本編に登場するあるキャラはサブイベを見ないとよくわからないままフェードアウトします。
エンディングについて。ネタバレ注意。読む方はドラッグで。
エンディングが分岐します。どちらを選んでも完全なハッピーエンドとは言えず正解かどうかはプレイヤーにゆだねられます。人によって賛否が分かれるかもしれません。
その中で普通にプレイしていて選ぶであろうエンディングでは主人公が「この選択肢で良かったのだろうか」と悩みます。プレイヤーにゆだねられる形で主人公が悩むのを見せるのはどうかと。もう片方のエンディングが正解なように感じます。
戦闘
3点
クロノトリガーに代表されるたATB(アクティブタイムバトル)を採用。本作はそのATBを進化させたATB Ver.2.0です。
前作にあった刹那システムに加えて機装を導入。機装は使用するのに制限がある代わりに強力な攻撃や特殊能力があります。
戦闘システムは前作から正統進化していると思います。
ならばなぜこんなに評価が低いのかという話ですがそれは昔のRPGの良さを勘違いしたようなボス戦のいやらしさです。
ボスが当たり前のように状態異常を使うのですが同じボスが複数の行動不能になる状態異常を使ってきます。それも一体だけじゃないです。じゃあ対策をしろという話なのですがこのゲームの装備は武器と防具しか存在せず防具のみで対策することになります。防具にはFFのリボンのようなものは存在せず、そもそも敵の攻撃も強いため防御力の高い防具を装備せざるを得ないので耐性を重視してる余裕はあまりないです。状態異常耐性を上げるスキルはありますが一人しか使えないのが辛いところ。
他にもファイナルアタック、回復を使うボスも多くイライラします。
昔のRPGはこういういやらしいボスがいるゲームもありましたが昔のゲームの良さはそこなのか?そもそもクロノトリガーや90年代のドラクエ、FFにそんないやらしい状態異常を使うボスがいたか?せいぜいモルボルぐらいじゃないかと。
敵のスキルをランダムで封印できる技があるのですがそれで封印できるのを祈る。全員が行動不能にならないように祈る。それはおかしいんじゃないか?
ただクリアできない難易度ではないのでバランス調整は出来てるんじゃないかと思います。もっとほかにあっただろとは言いたいですが。
グラフィック
5点
このゲームはグラフィックを重視したゲームではないので評価すること自体がナンセンスな気もします。なので無難な点数をつけてます。月が映る場所では気合の入った背景もありました。
BGM
7点
ピアノを基調としたBGMで良かったと思いますが私は前作のBGMのほうが好きだったのでこの点になりました。前作は同じようなBGMが続いて眠くなるなどの評価もあったので私がずれてるのかもしれません。
キャラ
6点
パーティの雰囲気が良いのもあり悪くないと感じました。一方で特別魅力を感じるキャラもいませんでした。
これは評価には関わることではありませんが体験版はキャラの良さが出ていませんでした。体験版部分ではロックがただのアホにしか見えず不快感もありました。本編をプレイするとロックの良さが分かるんですが体験版でロックがうざくて見送った方もいるかもしれません。これなら体験版を出さないほうが良かったんじゃないかと思います。
快適さ
6点
戦闘以外ではこれといった不満は感じませんでした。アーティファクトを使えばレベルは上げやすいようになってます。それ以外ではプレイしやすいと感じる場面は特にありませんでした。
評価まとめ
合計32点
まあ高くはないですね。全体的には無難に仕上がってると思いますがボス戦が評価を下げてます。
シナリオは悪くはないが評価するほどでもない。一方でボス戦は不快感が凄い。
凡作。S~GでD評価です。
ちなみにプレイ時間は29時間。長くても35時間あればクリアできると思います。
個人的にはセツナのほうが好きでした。エンドとセツナの距離感が良かった。ボス戦も不快感ないし。
Tokyo RPG Factoryさんの次作はやらなくていいかなと思ってます。他にやりたいゲームと被ってなければ買うかもしれませんが。
攻略感想まとめ
ネタバレが嫌な方はリンクを開かないでください。
「ロストスフィア」攻略感想(1)体験版からの引継ぎ。カナタ旅立つ!
「ロストスフィア」攻略感想(2)船!機装!冒険が広がる予感!
「ロストスフィア」攻略感想(3)仲間は良いやつ、その他はクズ。
「ロストスフィア」攻略感想(4)何があれば90年代RPGなのか?物語はついに海へ!
「ロストスフィア」攻略感想(5)物語についに「月」というワードが!真相に近づいてるのか?
「ロストスフィア」攻略感想(6)どこかで見たようなイベントが続く!そしてこのボスを考えたやつは許さない。
「ロストスフィア」攻略感想(7)物語も終盤の気配。皇帝は有能なのか無能なのか。
「ロストスフィア」攻略感想(8)甦れカナタ!無能どもに鉄槌を。
「ロストスフィア」攻略感想(9)打倒クロム!月の力を取り戻せ。
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