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テイルズオブシンフォニア-ラタトスクの騎士-のクリア後感想・評価です。本記事はPS3のテイルズオブシンフォニア ユニゾナントパックに収録されているものになります。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・不快になる前作キャラの扱い
・モンスター育成
・単体としてはそこそこ、続編としてはイマイチ
概要
テイルズオブシンフォニア-ラタトスクの騎士-(以下ラタトスク、本作)はバンダイナムコゲームスより2008年にWiiで発売したRPG。GC、PS2で発売したテイルズオブシンフォニア(以下シンフォニア、前作)の2年後の世界を描いている。
テイルズオブシンフォニア ユニゾナントパックは上記の2作を1本にまとめてPS3で発売したリマスター作品。
キャッチコピーは「終わらない現実が、ここにある」
あらすじ
シルヴァラントとテセアラ―
かつて天の意向により、二つに引き裂かれていた世界は、ロイドたちの活躍によって、あるべき姿を取り戻した。
そして、遥か昔に滅んでしまった大樹カーラーンに代わり、新たな世界樹が誕生した。
これが、神子コレットによる世界再生である。
一つとなった世界は、新たな時代へと進みだそうとしていた。
だが、世界が一つになったことで、新たな混乱ももたらされた。
かつて「繁栄世界」であったテセアラと、「衰退世界」であったシルヴァラント。
その文明レベルの差は、あまりに大き過ぎた。
二つの世界の人々の間には、徐々に、しかし確実に、深い溝が刻まれつつあった。
―そして世界再生から二年。
まだ統合後の混乱が続く世界の片隅で、シルヴァラント解放戦線「ヴァンガード」を名乗るレジスタンス組織が勢力をのばし始めていた。
反テセアラ、反マーテル協会を掲げるこの団体は、教会との対立を深め、ついに大規模衝突「血の粛清」が起こってしまう。
惨劇の舞台となった街は炎に包まれ、多くの罪なき命が失われた。
その首謀者は、マーテル協会のロイドとされている。
ここに一人、「血の粛清」で心に大きな傷を負った少年がいる。
少年の名はエミル。
そんな彼に、ある日聞こえてくる謎の声―
「なんだろう。呼ばれている気がする…」
その声に導かれ、エミルは初めて一人で街を出る。
それが世界の行く末を左右する、運命の第一歩だとは気づかずに。
ヴァンガードとマーテル協会の争いを止めることができるのか?
シルヴァラントとテセアラは、真に一つの世界となり得るのか?
そして、すべての鍵を握る精霊、゛ラタトスク゛とは?
今はまだ何も知らない少年の旅が、静かに始まろうとしていた。
(説明書より)
シナリオ
8点
評価点
・メインキャラの成長
本作はメインのパーティキャラがエミルとマルタの二人しかいない。その代わりにストーリーが二人の成長や葛藤に焦点が当てられており描写が薄いと感じる場面がない。
・真相が気になるストーリー
あらすじにもあるように前作主人公のロイドが悪役のような扱いになっている。前作プレイヤーからするとロイドに何があったのか非常に気になるストーリーになっている。
問題点
・前作主人公の扱い
序盤からエミルとマルタがロイドに対して敵視する発言を続けるため前作のファンからすると不快感が強い。
戦闘
6点
システム
・FR:EE-LMBS(フレックスレンジ:エレメント エンハンスト リニアモーションバトル)
シンフォニアの戦闘システムにフリーランが導入された。また戦闘フィールドに属性が存在し戦闘に影響を与える。
・エレメントグリッド
戦闘フィールドの属性。大属性と小属性があり、大属性が最も影響が大きく、小属性が3つそろうと大属性が変化する。
影響は属性攻撃のダメージ増減、同属性モンスターのHP自動回復、ユニゾンアタック。
・モンスター
モンスターと契約して仲間にすることが可能。料理やアイテムで育成して強化する。
・ゲストキャラ
前作パーティキャラはゲストキャラ扱いで章ごとにレベルが固定で成長しない。
評価点
・空中コンボ
エミルは空中戦が強く、コンボが爽快。
問題点
・全滅の仕様
本作ではモンスターを戦闘メンバーに入れられるが人間キャラが全員倒れると全滅になる。育成したモンスターの方がステータスが高くなるので扱いづらい仕様。
・モンスターを操作できない
せっかく育てたモンスターを操作できないのは残念。また相対的に人間キャラの方が火力が低いので物足りない。
戦闘は悪くはないけど面白くもない。唯一エミルの空中コンボだけが楽しかった。
グラフィック
8点
シンフォニアからグラフィックは進化。前作からかなり奇麗になっている。
BGM
7点
シンフォニアに引き続きmisonoが主題歌を担当。
シンフォニアの主題歌が名曲過ぎたから比べてしまう…。
キャラ
8点
ロイド関連の会話はアレですがエミルとマルタの二人の関係は良かったです。
マルタは序盤からデレデレのヒロインで、声優に釘宮さんを起用したのも新鮮でした。
快適さ
7点
・ワールドマップ廃止
ワールドマップが廃止され、街やダンジョンなどの拠点を移動する形式になった。
その拠点移動が遅い。加速できるが離れた場所への移動はそれでも長い。
評価まとめ
44点
単体としてはすべてがまあまあ。シンフォニアの続編として見ると難あり。S~GでB評価。
クリア時間は21時間49分。
テイルズとしては短め。外伝扱いで本編じゃないからね。
序盤は不快感が強かったですね。シンフォニアのシナリオが良かっただけに引っかかる。それでも続きが気になるストーリーではあったので続けられました。単体で見れば悪くはないし。
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