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ヌルゲーマーの趣味ブログ。漫画や野球の話もするよ。 2019 2/10「感想・評価に一言ポイントを追加」

「デジモンワールド -next 0rder-(PSV)」クリア後感想・評価

こんにちは!

PSVitaのデジモンワールド -next 0rder-のクリア後感想・評価です。

↓ 評価基準についてはこちらを参照

当サイトにおけるゲームの評価法

 

※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。

 

一言ポイント

・原点回帰路線

・大人になった初代のレジェンド

・古参には物足りなく、新規には受け入れづらい中途半端なつくり

 

 

概要

正式名称は「デジモンワールド -next 0rder-」。Order(オー)ではなく0rder(ゼロ)、読みはネクストオーダー。

2016年にバンダイナムコゲームスよりPSVitaで発売。

2017年には追加要素を加えバランスを調整した「デジモンワールド -next 0rder- INTEARNATIONAL EDITION」がPS4で発売した。

キャッチコピーは「ぼくらの世界が進化する」(公式サイトより)

本作はPSで発売したデジモンワールド(以下初代)の系譜と言っていい作品のためそれとの比較も交えていく。ちなみに私は初代が大好きです。

あらすじ

—忘れかけていた、思い出の贈り物。

 

久しぶりの感覚に胸を高鳴らせてデジヴァイスを起動する。

次の瞬間—真っ白な光が全身を包み込んだ。

 

デジタルワールドに迷い込んだ主人公は、ムゲンドラモンの襲撃を受ける。

間一髪何とかそれを避けた主人公はジジモンと出会い、度重なるムゲンドラモンの襲撃により悲惨な状態となった始まりの街を目の当たりにする。

 

帰る方法も見つからない主人公は、街の復興の手伝いを決心。

ヒマリコウタと出会い、街の復興も順調に進みつつあったが、依然ムゲンドラモンの脅威に対抗する手段を見つけられずにいた。

 

そんな中、ジジモンより、デジタルワールド屈指の知恵者であるタオモンを連れてきてほしい、と頼まれる。

タオモンのもとへ向かった主人公たちはこの世界で今起きている事実を知ることになる… 

 (公式サイトより抜粋)

シナリオ

6点

評価点

・初代をオマージュした導入

はじまりの街でジジモンと出会い、街の復興をしていくという導入は初代と同じ。懐かしい気分になれる。

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・初代主人公

大人になった初代主人公が登場。ちなみにムゲンドラモンは初代のラスボス。

導入もそうだが初代を意識した部分が多い。

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問題点

・ストーリー進行の自由度がなくなった

初代では敵の強さに差があるとはいえ自由度がかなり高かった。今作は章ごとになっており自由度がなくなった。

・エリアが少なくなった

一つ一つのマップは広くなったが、エリアの種類は初代よりもかなり少ない。

その他

・デジモン勧誘イベント

初代にあったカーリングやモノクロ商店などの極端に難しいあるいはめんどくさいイベントがなくなり街への勧誘が楽になった。

一方でイベントのほとんどが戦闘とおつかいになりパターンが減ってしまっている。

出現条件が施設の発展のデジモンが非常に多いのも気になる。

・育成

基本は初代と同じだが全体的に簡単になっている。狙ったデジモンに進化させやすくなったが物足りないと感じるところも。

大きな違いとして二体同時育成ができるようになった。これによりジョグレス進化も採用。図鑑を埋めやすくもなっており評価点。

戦闘

6点

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システム

デジモンが2体になっただけで基本は初代と同じ。デジモンは指示された作戦に従ってAIが行動する。

プレイヤーができるのは声援、作戦の変更、アイテム、技指示。

・声援

声をかけることで0rderポイントが貯まる。ポイントはダメージを受けたあるいは与えた直後が貯まりやすい。

・0rderポイント

このポイントを使用して技を指示する。必殺技使用もこれ。

指示しない限り使う技は全てAIが決める。

・ExE-volution

条件を満たしていれば0rderポイントを使ってオメガモンなどに特殊な進化ができる。戦闘後はもとの2体へ戻る。

評価点

・必殺技の使用が簡単になった

初代は必殺技ゲージを貯めるのに運が絡むところもあったが、0rderポイントによって簡単に使えるようになった。

問題点

・個別の技使用に0rderポイントが必要

初代ではある程度の賢さがあれば個別に技を指示できたが、本作では0rderポイントが必要なため状況に合わせた指示に限界がある。

グラフィック

6点

特筆すべき点は無し。パートナーを呼ぶと笑顔になるのは良い。

BGM

9点

概ね良好。一部のBGMや多くの効果音で初代と同じものを採用している。

効果音が同じなのは本当にテンション上がる。

キャラ

7点

主人公の性別は選択可能。

成長した初代主人公が登場するのが一番の評価点。

街に勧誘したデジモンにはすべて役割が与えられている。初代はニートが何体かいたので。

快適さ

3点

初代に比べると進化しているが全体的に不便。2016年のゲームとして考えるとUIなど平均水準に達していない。

・マップ表示

メニュー画面経由じゃないとマップを開けない。メニュー画面を開くのにも一瞬間が空く。

・エンカウント

シンボルエンカウントで主人公と接触すれば戦闘になるが、避けても周りを付いてくるパートナーに押されて接触・エンカウントすることが多々ある。

エンカウントすると広いところまで移動して戦闘が始まる。その移動を一々見せられる。

・移動が遅い

フィールドでの移動が遅い。パートナーの位置が邪魔なのも気になる。

・ファストトラベル

初代と同じでバードラモンにお金を払って運んでもらう。それなりに高い(施設を発展させれば安くなる)。

初代プレイ者には普通だがやはり不便。

快適さ

37点

悪くはないけど全体的に微妙。UIやデジモンワールド特有のめんどくささから新規には受け入れづらく、育成の簡易化やストーリーの自由度のなさから古参には物足りない。どっちつかずのゲームになってしまった印象。

凡作です。S~GでD評価。

ゲーム内カウンターのクリア時間は17時間41分。このクリア時間は正確じゃない気がします。正確に検証したわけではないですが、メニュー画面を開いてるときはカウンターが止まっている。他の部分でもカウンターが止まっているときがあるように感じます。と言っても劇的にプレイ時間が延びるわけではないので気にするほどではないです。

INTERNATIONALはどのぐらい変わっているか分かりませんが、PS4なのでロードは良くなっているんじゃないでしょうか(多分)。イベントも増えているのでやるならPS4版の方がよさそう。Vita版は圧倒的に安く買えるのがメリット。

 

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