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ヌルゲーマーの趣味ブログ。漫画や野球の話もするよ。 2019 2/10「感想・評価に一言ポイントを追加」

「テイルズオブエクシリア」クリア後感想・評価

こんにちは!

テイルズオブエクシリアのクリア後感想・評価です。

 

↓ 評価基準についてはこちらを参照

当サイトにおけるゲームの評価法

 

※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。

 

一言ポイント

・ダブルヒーローシステムただしシナリオは微妙

・良好な戦闘システムただし調整は甘い

・快適さはシリーズ随一

概要

テイルズオブエクシリアは2011年にPS3で発売したテイルズオブシリーズ15周年記念作品。

2012年には続編のテイルズオブエクシリア2が発売した。

 

キャッチコピーは「揺るぎなき信念が未来を切り開く

あらすじ

精霊術による文化を基盤として発展した世界、リーゼ・マクシア

そこには人間と多くの魔物、そしてあまねく精霊たちが存在していた。

人間は、脳の霊力野(ゲート)と呼ばれる器官から、世界の根源エネルギーであるマナを発することができ、マナを糧として生きる精霊は、人間からマナを受け取り、その見返りとして術を発動させる。

これが精霊術の仕組みであり、この共生関係こそが、リーゼ・マクシアの文明の根幹を担っていた。

精霊術は、人により得手不得手があるものの、誰もが使える一般技術で、生活の隅々まで浸透していた。

照明を灯すこと、家を建てること、大きな船を動かすこと、すべてを行っているのは精霊術である。

しかし精霊の姿そのものは、特別な方法で実体化していない限り、人間の目でとらえることは難しい。

日常的に精霊術の恩恵にあずかっていても、実体化した精霊を見ることは非常に稀である。

そんな精霊たちを、太古から束ねる主は、元素の精霊マクスウェルであると言われている。

(説明書より)

シナリオ

5点

・ダブルヒーローシステム

男主人公のジュードと女主人公のミラがおり、主人公によって視点が異なる。別行動を取っている場面では両方の主人公をプレイすることでそれぞれが何をしているのか、何を考えているのかが分かる。

ダブルヒーローシステムの代表作であるスターオーシャンセカンドストーリーは両方の主人公をやるとよりストーリーが理解できるようになっていたが、本作は両方やらないと理解できないような作りになっている。

私はジュード編しかプレイしていないのでミラ編でどのようにストーリー展開がされるかわからないがもう少し説明してほしかったです。

・怒涛の展開

終盤には怒涛の展開が悪い意味で待っている。ストーリーの転換となる重要な部分が説明されずちょっとの回想だけで進行するため「どうしてこうなった」と言いたくなる。(私がプレイしたジュード編でもその場面はジュードが確実に見ているはずなのでミラ編をやればいいという問題ではない)

その後の話も腑に落ちないというかこれでいいのかという感じのまま最後まで行く。

・各キャラの行動と描写

あるキャラの行動とそれに対する扱いがツッコミどころ満載。「このストーリー成立するの?」という疑問が消えない。

メインストーリーと関わらないところではこのキャラは結構好きなので問題があるのはシナリオだと思ってます。

ほかにもそれまで何の伏線もなかったのにいきなり足を引っ張ってると言われるキャラがいたりメインストーリー内で扱われる各キャラの描写はかなり粗い。

・チャット

シリーズお馴染みの条件を満たすと見れるチャット以外に移動中に自動で起こるショートチャットと戦闘中に発生するチャットがある。

ショートチャットは内容が同じで皆無なものが何度も起こる。

戦闘チャットは特定の戦闘でしか発生しないものがあるが戦闘キャラのアクションボイスでよく聞こえない。

戦闘

9点

システム

・ダブルレイド・リニアモーションバトル

4人パーティのうち二人でバディを組み(リンクモード)協力して戦う。連携しているキャラの組み合わせによって術技が発展した共鳴術技(リンクアーツ)が使える。

リンクモードを使わずバラバラに戦うことも可能。

・アサルトカウンタ(AC)

リメDやグレイセスのチェインキャパ(CC)のようなもの。これがある限り攻撃が続けられる。

過去作らと違うのはACを消費するのは攻撃行動のみ。ACとは別にテクニカルポイント(TP)があり、無制限に術技を撃てるわけではない。

・特性とサポート

キャラごとに特性とサポートがある。

特性は各キャラ、条件を満たすと自由に発動する能力。

サポートはリンクしたパートナーが発動できる能力。

・リリアルオーブ

レベルアップで得られるポイントを使ってステータスアップ、術技、スキルの習得を行う。

・ショップビルド

素材を納品してショップレベルを上げていくと売っている商品の種類が増えていき、価格も安くなっていく。

どの街でも売っているものは同じ。

評価

・調整は甘いが良システム

戦闘はかなり楽しい。リンクする相手によって使うことになる術技が変わり戦い方も変わり、ACの導入により常に行動できる。

リンクしたパートナーと敵を挟む形になるので敵の強攻撃に気をつけながらダウンを取るように立ち回れば一方的に攻撃できるので難易度は低め。

後衛キャラとのリンクすると前線に出てきてほしいのに後ろで術を使う、術を使ってほしいのに前線に出てくるなど扱いがやや難しい。そもそもクリアするのに後衛とリンクする必要は全くない。

・リリアルオーブ

キャラごとに習得できるスキルに差はあるが基本的に構成は同じ。全キャラほぼ同じルートを通ることになる。

また、各種属性耐性を上げるスキルがめちゃくちゃ強力。全キャラに全耐性を着ければ全滅することはほぼない。

・ショップビルド

どの街でも同じものが売っているのは便利。素材集めを頑張れば早い段階で後半の武器を使える。(値段は相応に高い)

ただ素材は種類が多いくせにこれしか使い道がない。他に用途を作るか素材以外のものにするかしたほうがしっくりくる。

・スペクタクルズ廃止

敵ステータスを確認するアイテム「スペクタクルズ」が廃止され、いつでも見られるようになった。

グラフィック

9点

PS3のゲームとしてはかなり美麗。

キャラの等身は前作までより高くなり、アニメムービーはクオリティが非常に高い。

マップのコピペが見られる。

BGM

7点

悪くはないが過去作と比べるといまいちな気がする。

フィールドやダンジョンのBGMがあまり好きではなかったです。

キャラ

6点

シナリオがアレなのでキャラに疑問が残る場面が多い。

メインシナリオと関係ないチャットは面白いのでキャラには魅力があると思います。

敵キャラのほうがシナリオ全体としてはブレがないですね。

快適さ

10点

・ロード

非常に速い

・クイックセーブ

どこでもセーブができるようになった。ロードしても消えない。

・ファストトラベル

早い段階でファストトラベルができる。移動場所も多くストーリーの都合による制限がなければどこでも使える。

・マップ

踏破しなくてもマップが見られる。開封した宝箱、素材回収地点、エネミーアイコンなど記載される情報も多い。

評価まとめ

46点

シナリオは残念でしたが戦闘が面白く、快適性が非常に高いのでそれなりに楽しめました。S~GでB評価

 

クリア時間は30時間56分。

意識してショップビルドを行って、ボス戦で経験値アップ料理を使うようにすれば雑魚戦を回避しても詰まることはないです。

 

シナリオはいまいちだけどゲーム部分は完成度が高いので好みが分かれそう。個人的にはエクシリア2での挽回を期待。

 

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