こんにちは!
PS4 Voice of Cards ドラゴンの島のクリア後感想・評価です。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・TRPG風のテレビゲーム
・マイルドなヨコオテイスト
・TRPG故の不便さ
概要
Voice of Cards ドラゴンの島とは2021年にスクウェア・エニックスよりダウンロード専売で発売されたRPG。ニーアシリーズで有名なヨコオタロウ氏がディレクターを務めている。
2022年2月17日にVoice of Cards できそこないの巫女が発売。
キャッチコピーは「山札から目覚めた竜の声がする」(公式サイトより)
あらすじ
人々が平和に暮らしていたはるか遠い時代。
突如現れたドラゴンが、世界中の人々を恐怖に陥れた。
王国は総力を挙げドラゴンと戦い、かろうじて撃退に成功。
深手を負ったドラゴンはどこかへと飛び去り、その後姿を消した。
それから長い年月が経ち、人々は再び平和で明るい生活を取り戻していた。
だがある日、ドラゴン復活の報が応急を騒がせる。
女王からの布令に応じ、ドラゴンを倒すべく冒険者たちは応急に集う……
(公式サイトより)
シナリオ
10点
・TRPG風のテレビゲーム
TRPGをかなり意識した作りになっており最初から最後まで話すのはゲームマスター(GM)のみで登場人物のセリフもGMが読み上げる。キャラ、敵、アイテム、街、フィールド、ダンジョンなど全てがカードで表現される。
独自の世界観を作り上げているがTRPGを意識した故のテンポの悪い部分も見られ、TRPGにどっぷり漬かれるかで評価が分かれる。
・マイルドなヨコオテイスト
ダークなシナリオを描くことで有名なヨコオ氏だが、本作も例に漏れず重いシナリオ、鬱展開になる部分が全編を通してある。
しかし、ヨコオ氏の過去作に比べれば救いがないということはなく、シナリオだけなら万人におススメできる内容になっている。
コレクションで各キャラや敵のなどの設定が見られるがDOD・ニーアシリーズのウェポンストーリーに近く、世界観の理解に一役買っている。
戦闘
6点
システム
・ターン制のコマンドバトル
敵味方問わず素早さが高いキャラから行動順が回ってくる。
TRPGを意識した点として状態異常、逃走などの判定をダイスロールで行う。
・ジェム
スキルを使用するのに必要。
自キャラにターンが回ってくると1個追加される。
・ハプニングカード
戦闘中に起こる特殊な効果。
そのターン中はダメージが増減する、回復量が上がるなど様々な効果がある。
評価
・シンプルだが単調な戦闘
TRPGらしく複雑な要素を排除した単純な戦闘システム。わかりやすく難しい要素がないが作業感がかなり強い。
また、ダイスロールがあるスキルは使うたびに毎回挟まれるためテンポが悪い。
・ジェム
ジェムが味方側にしかなく敵側は制限なくスキルを使う。こちら側は攻撃できない代わりにジェムを増やすというスキルもあるのでやや理不尽感がある。
敵側もジェムを導入していればもう少し戦略性のある戦闘になったと思います。
・回避
本作はステータスがHP・攻撃力・防御力・素早さのみで攻撃の命中判定がどうなっているのか不明。追加ダメージをダイスで決めるスキルは1が出ると外しやすい気がするが確証はない。
TRPGを徹底するならテンポは悪くなるが回避判定もダイスで決めるなど指針が欲しかった。
グラフィック
8点
デザインは美麗で雰囲気は素晴らしい。
すべてがカードで表現されるのでグラフィックというよりもデザインの良さを楽しむゲーム。
BGM
9点
良質なBGM揃い。没入感を高めてくれる。
ニーアシリーズにイメージは近い。
キャラ
8点
多少癖があるが、他のヨコオ作品ほどではない感じ。
自分はパーティーキャラ全員好きです。一番好きなのはクロエ。
快適さ
7点
・TRPGを意識した故の不便さ
全ての行動を毎回確認される、マップは隣接したカードのみがオープンするので端まで行かないといけない、など演出面を重視しておりゲーム全体としてテンポが悪い。
TRPGだからと納得してプレイできるかが重要。
評価まとめ
48点
不便な部分が目立ちますがシナリオ、世界観が好みでめちゃくちゃ面白かったです。S~GでS評価。
クリア時間は12時間。
10時間ぐらいと思ってくれれば大丈夫です。
最初はテンポの悪さにイライラしたりしましたが自分はTRPGをやっているんだと思うと気にならなくなりました。シナリオと世界観はめちゃくちゃ良いのでおススメ。次作もやりたいと思ってます。
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