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ヌルゲーマーの趣味ブログ。漫画や野球の話もするよ。 2019 2/10「感想・評価に一言ポイントを追加」

「真・女神転生V」クリア後感想・評価

こんにちは!

メガテン5のクリア後感想・評価です。

私は本家メガテンは3HDのみプレイ済みです。

 

↓ 評価基準についてはこちらを参照

当サイトにおけるゲームの評価法

 

※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。

 

一言ポイント

・シリーズファンに贈る最新作

・レベル差補正

・複雑すぎるマップ

・息切れを感じる終盤

 

↓ 3HD

概要

真・女神転生Vとは2021年にアトラスよりSwitchで発売したRPG。本家メガテンとしては真・女神転生IV FINALから5年ぶりの完全新作。

キャッチコピーは「汝(ヒト)よ、神と為れ―。」(パッケージ裏より)

あらすじ

主人公は都内に住む高校三年生。

全寮制の縄印学園に通いながら、平和な毎日を送っていた。

ある日、友人たちと共に下校路にある品川駅を通り抜けようとするが、近くで殺人事件が発生したらしく、駅は通行止めになっていた。

主人公は別行動を取った友人を探し、付近のトンネルを訪れる。

そこで起こった崩落事故。

事故に巻き込まれた主人公は、気を失ってしまう。

目を覚ますとそこは、荒廃し砂漠と化した東京だった。

そして主人公は、異形の存在、<悪魔>に襲われる。

逃げ惑う主人公の前に突如として現れた謎の男。

「少年、死にたくなければ手を取れ」

その手を取った瞬間、二人はまばゆい光に包まれ融合を果たす。

禁忌の存在<ナホビノ>へと変貌したのだった。

ナホビノの力を使い悪魔を撃破した主人公は、<ダアト>と呼ばれる砂漠の東京をさまよう。

ダアトには、巨大な龍や凶悪な魔王など神話の世界に存在する神や悪魔たちが跋扈し、お互いの存続を掛けて熾烈な争いを繰り広げていた。

いったい東京に何が起こったのか?この姿、ナホビノとはいったい?

真実を求め進むうち、主人公は世界の未来を賭けた。神と悪魔たちの戦いに身を投じることになる。

(公式サイトより)

シナリオ

7点

・悪魔が蔓延る荒廃した東京を彷徨う世界観

メガテン恒例の悪魔が蔓延る荒廃した東京が舞台。

またかという意見もあるかもしれないがメガテンと言えばこれなのでファンからすれば当然の舞台。

本作では3とは異なり荒廃した東京だけでなく現代の東京も物語の舞台になっている。

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・息切れが見える薄味なストーリー

メガテンと言えばストーリーはどちらかというと薄味なシリーズであり本作もその通りになっている。

問題はその構成。序盤の終わりから中盤ぐらいまではメガテンにしては多めのシナリオ描写があり、5はこんな感じなのかと思うと中盤の終わりから最後までは一気に薄くなる。

エンディングも恒例の分岐があるが各陣営の描写不足、差があるのでプレイヤーとしては選ぶほどの感情がない。

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・複雑すぎるマップ構成

本作のメインはほとんどがフィールドマップでストーリー中の山場となる箇所だけダンジョンがある。

フィールドは広大な作りとなっておりメガテンシリーズでは本作のような広い景色を見ることがないので最初は感動する。

しかし2つ目の品川区から複雑化。高低差やビルが立ち並びマップを見ても訳が分からない。宝箱が見えているのに取りに行けないという状況が頻繁に発生し探索することへストレスを感じるようになる。

これだけ複雑なものを作っておきながらラスダンのあっさりさは拍子抜け。ここでも開発の息切れを感じる。

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戦闘

10点

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システム

・プレスターンバトル

メガテン恒例のプレスターンバトル。

変更点として仲魔の交代が0.5ターンになった。

・マガツヒ

戦闘中にマガツヒゲージを溜めるとマガツヒスキルを使える。種族ごとに効果は異なる。

マガツヒスキルは敵も使用する。

・スキル適正

悪魔ごとにスキル適正がありスキルの威力はステータスだけでなく適正にも依存する。

・悪魔の写せ身

主人公や仲魔に使うと写せ身の悪魔のスキルを覚えさせることができる。

主人公のみ防御相性も替えられる。

・神意

探索や戦闘、悪魔会話が有利になるスキルを習得できる。

評価

・交代前提のバランス

本作は仲魔交代が0.5ターン、スキル使用に必要なMPが大幅に増加するなど仲魔の交代ありきのバランスになっている。

時にはどの仲魔を切り捨てるかも考える必要がある。ボス戦は常に総力戦になりハードな戦闘が楽しめる。

ただし次の点が無ければだが。

・レベル差補正

本作はレベル差補正があり敵よりもレベルが大きく低いと難易度が異常に高くなり、逆に高いとヌルくなる。

ボスのレベルから主人公のレベルが-2までがほどよく戦闘を楽しめる。(仲魔のレベルも主人公のレベル相応と仮定)

プレスターンバトルは圧倒的な強敵も戦略次第で倒せるのが面白いので正直これはないと思ってます。

・全滅前提のバランス

本作では敵の耐性、全スキルをアナライズするアイテムがある。1回目の戦闘は全滅前提でアナライズして対策をしてから倒す死にゲーのようなバランスになっている。

これを味気ないと取るかやりやすいと取るかは人それぞれ。過去作と毛色が違うのは確か。

・専用スキル

専用スキルを保有している悪魔が数多くいる。合体で引き継ぐことはできないが強力。専用演出があり映像的にも楽しい。

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・スキル枠

スキル枠が最初から全開放されておらず神意によって少しずつ開放していく。

スキル構成を考える悩ましさ、楽しさが増えたがめんどくさくなったのも事実。

個人的には最初から全開放していてほしかった。

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・金策

本作は悪魔会話、悪魔全書からの召喚に必要な金額がかなり多い。

それに対して金策効率が悪い。

グラフィック

8点

メガテンらしからぬ広大なフィールドに感動する。

全体的に変わり映えしない景色が続く。ダンジョンが少ないのもあって余計にそう感じる。

悪魔のモデリングは良好。

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BGM

7点

悪くはないけどなんか印象が薄い。前半のほうが好きな曲が多かったかな。

キャラ

7点

メインキャラは描写が少ないので特に感情は沸かない。愛でるべきは悪魔。

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描写が最も多いキャラ

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快適さ

7点

・難易度は据え置きながらもシステムは易しめに

メガテンと言えば高難易度で容赦なくやられるシリーズだが本作でもそれは健在。

一方でセーブポイントの増加、悪魔会話の選択結果が悪魔によって固定、シンボルエンカウントに変わったことによるランダムエンカウントからの容赦ない不意打ちがなくなるなどシステム的には易しくなった。

2021年のゲームとしては良い落としどころではないかと。難易度が低いメガテンというのも違うので。

と言ってもメガテンは基本的に不便なゲームなのでペルソナから入った層にはきつい可能性あり。

評価まとめ

46点

悪魔会話、合体、戦闘とメガテンの肝となる部分は今作も面白い。一方でどうしてこうなったと感じる部分がちらほら。S~GでA評価

 

クリア時間は57時間40分

何回も全滅しているので正確なプレイ時間は不明。

 

レベル差補正等納得のいかない箇所もあるけどシリーズファンとしては十分に面白い。ただペルソナから入るにはきついかも。ただでさえ好みが分かれるシリーズなので。

 

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