こんにちは!
プレイグテイルイノセンスのPS4版のクリア後感想・評価です。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・中世フランスを舞台にしたステルスゲー
・描かれる家族愛
・大量のネズミ
概要
プレイグ テイル -イノセンス-は2019年に発売したアクションアドベンチャー。開発はフランスのAsobo Studio。
あらすじ
いつの時代でも「平和」は長く続かないものだ。
フランス王国の大地が突如揺れ始め、小さな村の静寂を破る。
門前に現れる軍隊。城壁の内側で蔓延る病。防ぎきれない疫病。
学者たちは古文書や聖書を読み漁り、必死に答えを探す。
だが、そう簡単なことではない。この疫病の原因は不明なままだ。
鋭い歯、光る眼、ねじれた尾…。
ネズミの大群の脅威は容赦なく、飢えと寒さしか感じられない。
その渦中にはユーゴとアミシア。
遺児になった姉弟には戦う道しかない――。
(公式サイトより)
シナリオ
9点
・家族愛と姉弟の成長譚
ユーゴはある事情により部屋に隔離されているためアミシアとほとんど面識がない。そんな中事件が起こり姉弟で逃亡することになる。ユーゴはもちろんアミシアもまだ思春期で精神が成熟していないため時にはぶつかることもあるがそれでもお互いを大切にし守りながら成長していく。序盤は頼りなく感じるアミシアだが終盤は非常に頼もしい存在になる。
兄妹以外にも宗教裁判に追われた仲間たちが集まってくる。色々なものを失ってきた少年少女たちが家族の様に寄りそっていき、家族のような関係を築いていくことになる。
そんな彼らの行く末は安易なハッピーエンドではないけど良かったと思えるエンディングでした。
・世界観と時代考証
黒死病(ペスト)の脅威が広がっていたフランスが舞台になっており、それに合わせて異端審問などの時代背景がよく描かれている。
黒死病の恐怖をネズミの大群として表現している。黒死病の感染源がネズミだという説を上手くゲームに落とし込んでいる。
・謎解き
難易度は低め。サクサク進めるのでストーリーを重視するなら遊びやすい。
・ボリューム
かなり少ない。1周は15時間ほどで終わる。
やり込み要素もほとんどなくトロコンはおそらく20時間程度でできる。
戦闘
9点
システム
・スリングショット
石や様々なアイテムを手投げとスリングショットで使う。
スリングショットのほうが射程が長いが敵に見つかりやすくなる。
アイテムによっては手投げでしか使えない。
・ネズミ
ネズミは火や光に弱く、暗いところで襲われると死んでしまう。これは自分だけでなく敵兵も同様。
評価点
・ステルスゲー
数あるステルスゲームの中でもかなりステルスに特化している。敵に近づかれたら対抗手段がほとんどない。
その代わりに攻略法は多彩。同じ場所でも様々なアイテムを使って攻略できる。
ネズミは敵味方問わず人間には脅威なのでうまく誘導して襲わせることもできる。
問題点
・ユーゴ
本作のシステムにユーゴを一人にして放置していると不安で騒ぎだすというものがあるが、プレイしていて放置をしなければならない場面はほとんどない。実質死にシステム。
姉弟で行動することをゲームとして生かしきれていない。
ちゃんと機能していればそれはそれで煩わしい可能性があるのでこれで良かった気もするが。
グラフィック
10点
非常に美麗。そのため蠢く大量のネズミや人間の非道な行いもよく見えるので苦手な人は注意。
BGM
6点
特筆すべき点はなし。
ステルスゲーなので基本的にBGMは環境音。
キャラ
9点
洋ゲーにしては珍しくモデリングが良く美形が多い。
仲間と協力して攻略する場面も多く愛着が湧く。
快適さ
9点
・ロード
セーブデータロードと章進行時は長いがそれ以外は速い。特にリトライはめちゃくちゃ速い。
・字幕
変なところで改行されていることが多い。
評価まとめ
52点
全てが高水準だったと思いますS~GでS評価。
クリア時間は12時間。
ボリュームの少なさが気になる方はいるかもしれませんがシナリオが良く、ステルスが楽しい。難易度も高くなく手軽に遊べるゲームです。蠢く大量のネズミに抵抗がなければおススメします。
↓ 応援よろしくお願いします