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ヌルゲーマーの趣味ブログ。漫画や野球の話もするよ。 2019 2/10「感想・評価に一言ポイントを追加」

「JUDGE EYES:死神の遺言」クリア後感想・評価

こんにちは!

ジャッジアイズPS4版のクリア後感想・評価です。

前提情報として私は龍が如くシリーズは0のみプレイしています。

 

↓ 評価基準についてはこちらを参照

当サイトにおけるゲームの評価法

 

※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。

 

一言ポイント 

・キムタクが如く

・ドラマの様なシナリオとキャスト

・ゲーム部分はそこそこ

 

概要

JUDGE EYES:死神の遺言は2018年にPS4で発売。公称ジャンルはリーガルサスペンスアクションゲーム。開発はセガゲームスの龍が如くスタジオ

諸事情により一部キャラを差し替えた廉価版が2019年に発売。

2021年にはPS5などでリマスターが発売予定。

主人公に木村拓哉氏(以下キムタク)を起用したことで話題になった。

 

キャッチコピーは「正義という名の凶器」(パッケージ裏より)

あらすじ

八神隆之木村拓哉)は、源田法律事務所の若き弁護士として、その将来を嘱望されていた。

そんな最中、ある事件の裁判で、容疑者・大久保新平の弁護を担当する。

誰もが大久保の有罪を疑わなかったその裁判で奇跡的な無罪判決を勝ち取ると、八神は一躍時代の寵児となった。

八神に対する弁護依頼がひっきりなしに舞い込む状況に、所属する法律事務所所長である源田龍造中尾彬)は喜色満面。

この時まで、八神の弁護士人生はすべてが順風満帆に思えた。ある一本の電話を、同僚の城崎さおりが受け取るまでは…。

電話は、やはり八神への新たな弁護依頼。しかし、その内容は他のどんな案件とも一線を画していた。

 

新たな事件の依頼人は「大久保新平」。

それは八神の弁護によって釈放されたばかりの男の名前だった。

その大久保が自由の身になった途端、同棲中の恋人を刺し殺して火を放ったというのだ。

「恋人を刺したって…大久保君が絵美ちゃんをか?そんな…なんでだよ…」

自分が信じた依頼人、自分が信じた真実、そして輝きだしていた自分の弁護士人生が崩れ去っていくのを感じながら、八神は唖然とつぶやく。

 

それから3年後…

八神は、神室町の猥雑な雑踏の片隅で小さな探偵事務所を経営していた。

(公式サイトより抜粋)

シナリオ

10点

・1本のドラマのようなストーリー

本作は全13Chapterで構成されており1クールのキムタク主演のドラマを見ているような感覚になる。検事側だけどHEROをちょっと思い出した。

その中で探偵、弁護士、検事、ヤクザなどの登場人物が織りなすストーリーは素晴らしい。オープニングから各所に謎や伏線を張っていき、事件の真相が明らかになっていくにつれて丁寧に回収していく。メインとなるシナリオでは一切の無駄がなくプレイヤーの感情を揺さぶり続ける。

シナリオのメリハリもありシリアスなシーンでもキムタクらしいなというセリフが入ってくる。

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・キムタクら俳優陣

主演のキムタクを操作できるだけで楽しい。カッコよく決めるところもあればとんでもない無茶苦茶やギャグシーンもあり笑いを誘う。同じ行動でもキムタクがやっているというだけで面白い。

本作のシナリオはキャスト関係なく素晴らしいものだが俳優陣が更に良いものにしている。芸能人の演技は疑問が残るものが多いが本作ではこれで良かったと思える。キムタクが演じていることを意識したセリフ回しが見られるので当然かもしれないがその他の方々も良かった。

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・龍が如くとの関連

舞台が神室町で東条会が登場するが関連はほぼそれだけ。龍が如くを知らなくても何の問題もない。むしろ知らない方がスーッとゲームに入れる。

龍が如くの一部として期待しているとファン向け要素が少なく物足りないかもしれない。

・サイドケース

大量のサブイベントがある。ぶっ飛んだキムタクが見たいならこれ。

一部はメインシナリオの中で発生し絶対にこなさなければならないものがある。それらの多くがメインとしてこなす意味があるのか疑問。

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・探偵要素

探偵要素として尾行、ドローン、ピッキングなどのミニゲーム的なものがあるが、テンポが悪い、そもそも面白くないなどの問題を抱えているものがいくつかある。

特にドローンは操作が劣悪。鍵束は複数ある鍵から合うものを探すというものを自分の事務所に入るためにやらされる。

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戦闘

5点

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システム

集団戦用とタイマン用の2つのスタイルを切り替えながら戦う。

仲間がいる際は戦闘に参加してくれ協力アクションも使える。

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評価

・変わり映えしないシステム

私が過去にプレイした龍が如く0とほとんど変わらない。攻撃モーションが違ったり、新アクションがあったりするがシステムはそのまま。

・改善されていない問題点

システムだけでなく0で気になった点もそのまま。

集団戦では敵を攻撃していると別の敵に後ろから攻撃されてダウンする、強敵はどれも体力を削るとスーパーアーマーで殴ってくる。

・京浜同盟

ストーリーを進めると絡んでくるチンピラ。

SPなどを稼げるがそこら中で絡まれるのでうざいことこの上ない。特に幹部は体力も多くスーパーアーマーも使うのでめんどくさい。

幹部全員と戦うことになるがメインシナリオに全く必要ない。

グラフィック

9点

綺麗で作り込まれているが0よりも特別綺麗になったのかというと…?プレイ環境が変わったのでそれで綺麗になっただけのようにも感じる。

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BGM

9点

最終盤の戦闘曲がかなりよかった。OP、ED曲どちらもゲームに合っているうえドラマのような演出もあって印象に残る。

キャラ

10点

キムタクパワーが非常にでかいが他にも魅力的なキャラがたくさんいる。

キャストが差し替えられる前のものをプレイしましたが非常に良いキャラだったので差し替えられてしまったのが惜しい。

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快適さ

6点

UI面などでは大きな問題はないが街中でのエンカウントやテンポの悪いミニゲームが気になる。

シナリオの没入感が高くどんどんイベントを進めたいのにそれを邪魔するエンカウントは特にマイナス。

評価まとめ

49点

ずば抜けたシナリオとそれを盛り上げるキャスト。素晴らしい作品でした。S~GでS評価

 

クリア時間は23時間02分

途中からはメインシナリオが気になりすぎてサイドケースを放置してました。豊富なやり込みをやればもっと長い時間遊べると思います。

 

戦闘に関しては進化が見られずいまいち。ただそんなことがどうでもよくなるシナリオとキャストでした。ゲームに何を求めるかで評価は変わるかもしれませんが個人的にはおススメの1本。

 

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