こんにちは!
FF7Rのクリア後感想・評価です。
私はオリジナル版プレイ済みでそれを踏まえての記事になります。ストーリーのネタバレはできるだけ避けていますが注意。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・分作1作目
・アクション+コマンドバトル
・最高峰の技術で蘇るミッドガル
・オリジナルのイメージは損なわず
概要
ファイナルファンタジーVIIは1997年にスクウェアよりPSで発売したRPG。同年追加要素を加えたインターナショナル版が発売。
2020年にPS4でフルリメイク作品、ファイナルファンタジーVIIリメイクが発売。なおリメイクは分作となっており1作目となる本作はオリジナル版のうちミッドガル脱出までが収録されている。分作だがシナリオの追加などにより1本でも十分なボリュームになっている。
キャッチコピーは「生まれる前から伝説」(パッケージ裏より)
あらすじ
星から吸い上げた生命エネルギー《魔晄》。
《ミッドガル》—八基の魔晄炉を有する階層都市。
魔晄によって世界を掌握した巨大企業《神羅カンパニー》と星を守るために立ち上がった反神羅組織《アバランチ》が激突する。
元ソルジャーのクラウドは、傭兵としてアバランチ《壱番魔晄炉爆破作戦》に参加していた。
魔晄炉爆破の余韻響く八番街。
炎に包まれる街で、死んだはずの宿敵の幻影が揺らめく。
消し去りたい過去の幻影に導かれ、彼女と出会う。
花売りの女性が差し出した黄色い花。
花言葉は―《再会》
その刹那、ふたりを取り囲む黒い影―《運命の番人》。
今、想いが再び星を巡る。
(公式サイトより)
シナリオ
9点
・ミッドガル脱出までを描いた分作第一弾
本作の内容はミッドガル脱出まで。オリジナル版では序盤の序盤だが、ストーリーを再編成して多くの追加をしているためボリュームは十分。アバランチメンバーの掘り下げやスラムの生活などオリジナルでは描かれなかった部分が分かりキャラやミッドガルに対する愛着も湧くはず。
追加要素だけでなくオリジナルでの印象的なシーンは当然収録。「こんな会話(イベント)あったなあ」と思う場面多数。特にウォールマーケットのイベントはスクエニの本気度が感じられる。
自分が今まで思っていた以上のミッドガルがそこにある。分作だからと嫌悪せず既プレイ者にこそ触れてほしい作品。
・リアルになったための違和感
グラフィックが綺麗になったためにオリジナルでは感じなかった違和感がある。大剣を背負うクラウドと片腕が銃のバレットはかなり浮いている。
・新設定
終盤ではオリジナル版ではなかった新設定などが登場し、二作目以降でも違った流れになるのではという展開がある。これが改良になるのか改悪になるのかは現時点では判断できない。
・分作
十分なボリュームがあり分作になったのも納得のクオリティ。しかし、リメイクで初めてFF7に触れる方は注意。続きが気になりオリジナル版をプレイしても新設定の関係でよくわからなくなる可能性あり。
元からFF7ってわりと難しい設定だし。FF7自体はおススメのゲームです。
・ミニゲーム
FF7と言えば多くのミニゲーム。リメイクでもバイクやスクワットなどオリジナル版であったものだけではなくダーツなど新たに追加されたものもある。
中にはこのミニゲームいる?と思うこともあるが元からそんなミニゲームいっぱいあったよね。
戦闘
10点
システム
・アクション要素の強いコマンドバトル
基本はキャラを動かしながらたたかうで攻撃し、回避とガードで敵の攻撃に対応する。時間経過と攻撃を当てていくとATBゲージが溜まる。ゲージを消費してアビリティ、魔法、アイテムといったコマンドが選択できる。コマンド選択中はウェイトモードになり時間がゆっくり進む。
・リミット
攻撃を受けるとリミットゲージが溜まり、MAXになると強力な技が使える。FF7おなじみのシステム。
・バースト
敵のバーストゲージを溜めるとダウン状態になり無防備になる。敵によってバーストゲージの溜まりやすい攻撃方法が異なる。リメイクで導入されたシステム。
・マテリア
マテリアというアイテムを武器防具に装備することで魔法が使えるようになったり、ステータスが上昇したり様々な効果が得られる。マテリアは装備していると成長していく。FF7代表的なシステム。
・武器成長
武器を強化してステータスアップやマテリア穴追加など様々な効果が得られる。リメイクで導入されたシステム。
評価点
・進化したスピーディーなコマンドバトル
オリジナルのコマンドバトルから大きく進化。スピーディーなアクション+コマンド戦闘になった。状況に合わせて操作キャラを変える必要があり、ATBを消費して攻撃するか回復のために温存するか、操作キャラに行動させるか他のキャラに行動させるか、素早く判断する必要がある。
・追加ストーリー
ストーリーを追加したことでボスも増えた。オリジナル版ではただの雑魚だったモンスターがボスに昇格しているので既プレイ者には見どころの一つ。
・クラシックモード
アクションが苦手な人のためにアクション部分をオートにしてコマンド部分だけにできるモード。
問題点
・ボスが固い
どのボスもHPが多く倒すまで時間がかかる。みやぶるマテリアを使えば対処法がわかるがそれでもきつい。
終盤のボスはかなりダレました。
・操作キャラが少ない
ストーリーの都合上仕方ないが操作キャラが4人しかいない。
早く続編を出してほしい。
・マテリア管理がわかりづらい
マテリア所持数・装備可能数が増えると管理がややこしくなってくる。本作では武器ごとに装備マテリアを設定できるが、現装備では誰もセットしていないマテリアでも「他キャラがセットしていますが付け替えますか?」と表示されるため混乱する。
戦闘中にマテリアを変更できないのも不便。オリジナル版でも戦闘中の変更はできなかったがリメイクの場合はボスが固いので弱点を突けないと非常にきつい。
グラフィック
10点
グラフィックは圧巻の一言。現代の技術で再現されるミッドガルに感動する。
ミッドガルの建造物とスラムの退廃的な景色は工場マニア、廃墟マニアにおススメ。
BGM
10点
オリジナル版で評価の高かったBGMはリメイク版のアレンジも最高。もっと闘う者達を聴きたかった。
キャラ
10点
進化したグラフィックはキャラクターの魅力を何倍も引き上げていました。ティファもエアリスもめちゃくちゃ美人、ジェシーも超かわいい。
リメイクの新キャラもFF7の雰囲気を損なわずストーリーを盛り上げてました。
快適さ
10点
・ロード
ゲーム開始時、チャプター間に長いロードを挟む以外はほとんどない。その代わりに狭い場所などで強制的にゆっくり移動する場所が多い(おそらく裏でロードしている)。
・セーブ
どこでも可能
・その他
全体的に丁寧でプレイヤーにストレスを感じさせないための気配りをしている。
評価まとめ
59点
戦闘が非常に面白く、グラフィックは最高峰。23年前の名作を現代の技術で遊べて感動しました。S~GでS評価。
クリア時間は38時間16分。
オリジナル版では10時間もかからない範囲でしたが十分なボリュームがありました。
現代の技術で再現するだけで十分なのに追加要素が多く、ただのリメイクでは終わらない作品でした。シナリオの評価は保留。続編次第になりますね。だから早く出して。ユフィとかも操作したい。
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