こんにちは!
PS5版 スターオーシャン2リメイクのクリア後感想・評価です。
評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・現代的にアレンジした戦闘
・全てを遊びやすく快適に調整
・シリーズ最高傑作のリメイクはシリーズ最高傑作
・シナリオは据え置き
↓ SO6
概要
スターオーシャン セカンドストーリー(SO2)は1998年にエニックスよりPS1で発売したRPG。開発はトライエース。
2005年にPSPでリメイク作品、スターオーシャン2 Second Evolution (SO2SE)が発売。
2023年にPS1版準拠のリメイク作品、STAR OCEAN THE SECOND STORY R (SO2R)が発売。発売元はスクウェア・エニックス、開発はジェムドロップ。ここでいうPS1版準拠とはリメイク作品であるPSP版をさらにリメイクしたのではなく改めてPS1版をリメイクしたという意味。
キャッチコピーは「愛と勇気のRPG、再び。」(パッケージ裏より)
あらすじ
銀河連邦の青年将校クロード・C・ケニーは、上官であり父であるロニキス指揮の下、惑星ミロキニアで発見された謎のドームを調査している最中に、見慣れぬ装置を見つける。
自身の勇気を示すため、ロニキスの制止を聞かずに装置に触れたクロードはまばゆい光に包まれ、その場から姿を消してしまう。
しばらくして目を覚ましたクロードは、一面に木々の緑が広がる光景を目の当たりにし、自分が知らない土地に飛ばされたのだと気づく。
すぐにロニキスへの通信を試みるも、通信機が一切通じず途方に暮れるクロード。
一先ず現状を確認しようと周囲を見渡した彼の目に、今まさに少女へ襲い掛かろうとする魔物の姿が映る。
とっさに声を上げて駆け出したクロードは、父から渡された光線銃・フェイズガンを放った。
クロードに助けられた少女レナ・ランフォードは光る武器を使って自分を魔物から助けてくれたクロードを国の伝説に登場する「光の剣を持った勇者」だと確信する。
彼にお礼をするため、また勇者にこの国を救ってもらうためクロードを自身が暮らすアーリア村へ案内するのだった。
(公式サイトより)
シナリオ
7点
・王道のボーイミーツガール
シナリオは変更点なくオリジナル版準拠。
未開惑星エクスペルに遭難したクロードとエクスペルの住人レナが出会うところから始まる。クロードは元居た場所へ帰るため、レナはエクスペルに起きている危機を調査する目的をもって二人で旅をすることになる。エクスペルの危機からゆくゆくは宇宙の危機に繋がっていく王道なSF物のボーイミーツガール。
システムは6でも採用されたダブルヒーローシステム(こっちが元)。クロードとレナの二人から主人公を選ぶ。どちらを選んでもメインストーリーに大きな変化はなく別行動しているときにそれぞれが何をしているかが分かる。また、それぞれの主人公を選んだ時のみ仲間になるキャラや発生しないプライベートアクションがある。
メインのストーリーラインはしっかりしておりプレイしていて熱くなるが実は本作のシナリオはかなり粗が多い。例を挙げるとクロードが最初にいた惑星ミロキニアはその後一切話に絡んでこない。このように「アレなんだったんだろ?」、「これ必要?」となることは多々ある。
・豊富なプライベートアクション(PA)
本作は25年前のゲームとは思えないほどイベントが多い。
仲間キャラを13人の中から固定のクロードとレナを入れて8人を選ぶシステムの関係かメインストーリーでは2人以外はあまりしゃべらない。その分こちらで掘り下げされている。
PAが街中でいつでも切り替えられるようになった。
・マップ
背景はすべて3Dで作り直された。その際一部アクセスが改善された。
戦闘
9点
新システム
4人パーティー制のアクションバトル。現代的にアレンジされている。
・ブレイク
ブレイクゲージを削り切ると一定時間気絶する。ジャストカウンターを決めるとブレイクゲージへのダメージが大きくなる。
・リーダーエネミー
リーダーエネミーがいる戦闘ではリーダーを倒さない限り不利な効果を受ける。
リーダーをブレイクするとすべての敵がブレイク状態になる。
・アサルトアクション
控えメンバーが習得済みの技を発動できる。
条件を満たすと過去作主人公をアサルトアクションで使えるようになる。
評価
・パワーアップしたアクションバトル
オリジナル版でもスピーディーなアクションバトルとして評価されていたが本作はブレイク、ジャストカウンター、アサルトアクションと新システムを導入したことでよりスピーディーに。目まぐるしく展開が変わるようになり現代でも見劣りしない戦闘システムとなった。
ただし状況次第では攻撃のエフェクトによって操作キャラや敵が見えづらくなりジャストカウンターを合わせるのが難しい場面がある。
・スキル、アイテムクリエイション(IC)
UIが分かりやすく便利になった。オリジナル版と同じでやりたい放題する方法も健在。
新規にはややわかりづらいシステムなのが難点。
グラフィック
9点
背景をすべて3Dで作り直している一方でキャラはピクセルアートの2Dドット。現代のゲームと比べるとぱっと見チープに感じるかもしれないが隅々まで作りこまれており没入感が高まる。当時プレイしたユーザーはノスタルジーな気持ちになる。
BGM
9点
名曲揃い。オリジナル版とアレンジ版のBGMを切り替えできる。
キャラ
9点
キャラ人気の非常に高い作品。
ボイスはオリジナル版とPSP版を選択可能。オリジナル版はフルボイスではなかったが新規収録している。
快適さ
10点
25年前のゲームということもあり今プレイするときついと感じる箇所をほぼすべて調整してある理想的なリメイク。
評価まとめ
53点
理想的なリメイクで素晴らしい。オリジナル版はシリーズ最高傑作と評価されていた作品だが今作こそ真の最高傑作と言って間違いない。S~GでS評価。
クリア時間は21時間37分。
いろいろな面で快適さが向上している分オリジナル版よりプレイ時間は短くなっていると思います。
オリジナル版のファンなら間違いなく満足できる作品だと思います。6と合わせてスターオーシャンシリーズは復活したと言えるんじゃないでしょうか。これなら7もありそう。1や3のリメイクも期待したい。
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