こんにちは!
ライフイズストレンジ2のクリア後感想・評価です。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・兄弟の逃避行
・選択の積み重ねで変化するストーリー
概要
ライフイズストレンジ2はDONTNODが開発しスクウェア・エニックスより発売されたライフイズストレンジ(以下前作)の続編。
海外では2018年から2019年にかけてエピソード1より順次配信され、日本では全5エピソードをまとめたものが2020年に発売した。
また本作のプロローグに相当する短編スピンオフ「The Awesome Adventures of Captain Spirit」が無料配信されている。
キャッチコピーは「ひとつの選択だけで 人生は決まらないから」(パッケージ裏より)
あらすじ
シアトルに住むショーンとダニエルの兄弟はある悲劇的な事件に巻き込まれ、そのショックからかダニエルは超能力に目覚める。
兄のショーンは、ダニエルを連れ、自分たちの居場所を求めて父親の故郷であるメキシコ「プエルト・ロボス」までの逃避行を始める。
世間の目を逃れてシアトル、ポートランド、カリフォルニアと旅をする中で、ショーンは様々な選択をしていくが、それらの選択が、出会う人々と弟ダニエルの人生を変えていく。
まだ小さく、危険な力を持ってしまったダニエルは、兄の立ち振る舞いに大きく影響を受けてしまう。
彼らの選択の果てにたどり着く結末は?二人に安住の地はあるのか…。
(公式サイトを参考に改変)
シナリオ
・良い意味でイライラするストーリー
前作とは異なり超能力を使えるのが主人公ではなく弟のダニエル。ダニエルはまだ子供のため世の中のことが分かっておらず予想だにしない行動に出ることがある。
ダニエルや出会った人々の行動や言動にはイライラすることが多いが、それはシステムやシナリオが悪いからではなくプレイヤーがショーンとしてゲーム内に入りこめているからこそのイライラと言える。
・選択が未来を変える
キャッチコピーの通り本作では会話から重要な行動まで多くの選択肢が存在。選択する場面は前作より大幅に増えている。
プレイヤーの選択はショーンだけでなくダニエルにも影響を与える。幼いダニエルはプレイヤーによって人格を形成していく。自分だけでなくダニエルの事も考えて選択する必要がある。
その場で良いと思った選択が後に悪い結果をもたらすかもしれない。ダニエルの事を思った選択が本当に良かったのかわからない。逃避行の果てにたどり着く二人の選択は必見。
時には後悔することもあるがロードしてもう一度やり直さずそれを受け入れようと思えるゲームでした。
・出会いと別れ
兄弟の旅路は孤独で多くの障害が立ちふさがる。兄弟に害をなす人物がいる一方で親切な人もいる。世界には決して二人だけではないことを実感でき、多くの出会いに感謝したくなる。
・前作との繋がり
本作プレイ時に前作をプレイ済かの質問がある。前作の結末が本作にも影響を与えるファンサービスがあり、その内容も既プレイ者には考えさせられるものとなっている。
・リザルト
各エピソード終了時に他プレイヤーの結果を確認できる。中にはそんな結果もあったのかと思うものも。
グラフィック
前作よりも向上。調べられるものも多くなりADVとしてより面白くなっている。
ただ、他のPS4のゲームと比べると劣る。
BGM
良好。エピソード終了時に流れるエンディング曲は儚げでストーリーとマッチして演出を強化している。
キャラ
多くのキャラが登場。別れが惜しくなるキャラもいれば衝動的に超能力をぶつけてやりたくなるキャラもいる。どのキャラもプレイヤーの選択に影響を与える個性がある。
快適さ
全体的に過去作よりもプレイしやすくなっている。
海外ではエピソードごとに配信した関係か各エピソード開始時にあらすじを見せられる。兄弟を狼になぞらえた物語調になっており面白いが、毎回冒頭から説明されるのでやや長い。
コンフィグでイベント時の操作を連打か長押しか選べる。
連打という疲れるコマンドを楽な長押しに変えられるというのは画期的。
ストーリーの演出・没入感を重視するなら連打がおススメ。
評価まとめ
登場キャラや舞台は一新されましたが選択で未来が変わる物語はまさしくライフイズストレンジでした。最後のショーンとダニエルの選択、そしてエンディングの流れもよかった。個人的には前作よりも面白かったです。S~GでS評価。
プレイ時間は15時間。
ちなみに本作の前にプレイしたThe Awesome Adventures of Captain Spiritは1時間。
過去作を楽しめた人なら問題なく楽しめると思います。今作の方が人生はままならない、思い通りにならない場面が多く選択の重さを感じられました。
↓ 応援よろしくお願いします