こんにちは!
PS1のデュープリズムのクリア後感想・評価です。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・二つの物語
・成長システムが説明されない
・完成度は高いが予算の少なさが伝わってくる
概要
デュープリズムは1999年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)よりPSで発売したアクションRPG。
二度ベスト盤が発売され、2010年からはゲームアーカイブスで配信されている。
ルウとミントの二人の主人公がおりどちらかを選択する。二人の物語は舞台や設定は同じだがパラレルワールドのようになっており違った話を楽しめる。
キャッチコピーは「ひとつの世界に、ふたつのファンタジー。」(パッケージ裏より)
あらすじ
はるかな古代。
伝説の魔導士たち…エイオンは、天地を揺るがし、星の動きさえも変えたという。
しかし、その偉大な魔導士たちでさえも、永い時の間には衰え、いつしか姿を消してしまったという。
その魔力で作り出した強大な力を秘めたアイテム【遺産】だけを遺して。
(説明書より)
シナリオ
9点
・テイストの違う二つの物語
二人の主人公は遺産を手に入れるという目的は同じだが、ルウは死んだ大切な女性を生き返らせるため、ミントは世界征服をするためと理由が大きく異なる。
ルウ編ではよりシリアスな、ミント編ではコメディ色が強い物語が楽しめる。テイストは異なるがどちらも王道と言っていいシナリオで綺麗に完結する。
登場キャラは二編で同じだが、テイストが違うとキャラの印象も変わる。
・ボリュームが少ない
二編合わせて15~20時間あれば終わる。やり込み要素もあまりない。
マップも少なく街は一つしか登場しない。
戦闘(アクション)
5点
システム
・オーソドックスなアクションRPG
攻撃、ジャンプを駆使してクリアするオーソドックスなアクションRPG。
固有の特殊能力としてルウは変身、ミントは魔法がある。
ルウの変身は倒したモンスターのコインを拾うとモンスターに変身してその能力を使えるというもの。ストックは4つまでで新しく手に入れたら古いものから消されていく。
・コンティニュー
ブロンズ、シルバー、ゴールドコインを使ってコンティニューする。コインがなくなったらコンティニュー不可。使うコインによってコンティニュー時のMP量が変わる。
評価点
・テンポが良く遊びやすい
複雑なコマンドなどはなくダンジョンも短いため非常に遊びやすい。
3Dアクション黎明期の作品だが操作がしやすく面白い。
問題点
・説明書に書かれていないシステム
ダメージを受ければ受けるほど最大HPが、MPを使用すればするほど最大MPが伸びるシステムだが説明書・ゲーム内のいずれでも解説されない。
アクション実力者ではHPが全然伸びないまま進んでしまう可能性がある。
さすがにこのシステムは説明しろよ…。
・コンティニュー
コンティニューが有限の使用はやりづらい。セーブポイントから再開もできるの詰むことはない。
一応コインは教会で買える。もちろん説明書には書いていない。
・ルウの変身
勢いでコインを拾ってしまうことが多く取捨選択がしづらい。ダンジョン攻略には必須だがボス戦では人間時のほうが戦いやすい。
ちなみにミントも飛び蹴りがめちゃくちゃ強いが魔法も強力なので特殊能力は死んでいない。ルウとミントで特殊能力の有用性に差がある。
・メルのアトリエ
異常に難しいミニゲームをいくつもやることになる。クリアできないと先に進めない。
個人的には本作一のクソ要素。
グラフィック
6点
3D黎明期のローポリゴン。現在のゲームと比べれば大きく劣る(当然)が決して画面が見づらいという出来ではなく、クオリティは良好。
BGM
9点
良好なBGM。邂逅など幻想的な曲が多い。
サントラは2006年に再版され現在でも購入できる。
キャラ
8点
登場キャラは少ないが敵味方問わずどのキャラにも見せ場や印象に残るシーンがある。
一番好きなキャラはミントです。
快適さ
6点
・ロード
PS時代のゲームはロードの長いゲームが多く存在したが本作は不満はないレベル。
・四角ボタンが決定
別にいいけど慣れないよね。
評価まとめ
43点
予算の少なさをひしひしと感じるが完成度は高い。少ないボリュームの中で要所を押さえた王道のシナリオもあり良作と言っていい。S~GでC評価。
クリア時間はミント編8時間、ルウ編6時間。
後にやったルウ編のほうがゲームに慣れたので速くクリアできました。
スクウェア全盛期の一本。シリーズ化されていない作品ながら今やっても楽しめる作品だと思います。
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