こんにちは!
レフトアライヴのクリア後感想・評価です。
私はかなり楽しめましたが粗や問題点が目立つ作品でもあるのでプレイする際には注意。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・選択でストーリーが変わるマルチエンディング
・不親切すぎるUI関連
・粗だらけのステルスアクション
概要
LEFT ALIVE(レフトアライヴ)はスクウェア・エニックスより2019年に発売されたゲーム。ジャンルはサバイバルアクション。
フロントミッションシリーズと世界観を共有しておりヴァンツァーなどシリーズおなじみの兵器が登場する。フロントミッションについて知らなくても問題なくプレイできる(私もフロントミッションはほとんど知らない)。
キャッチコピーは「生きるのか、生かされるか」(公式サイトより)
あらすじ
西暦2127年12月―
黒海近傍に位置する「ガルモーニヤ共和国」は隣国「ルテニア共和国」に対し突如宣戦を布告。
国境の街「ノヴォスラヴァ」への侵攻を開始した。
奇襲を受けたルテニア軍の防衛部隊は総崩れとなり戦いは瞬く間に終わったかに見えた。
しかしその傍らで戦禍のもとに取り残された人々の「生存」を懸けた戦いはいままさに始まろうとしていた—。
(公式サイトより)
シナリオ
9点
システム
ミハイル、オルガ、レオニードの三人の主人公を操作する。操作キャラはチャプター毎に変わる。
評価点
・選択で変わるストーリー
選択を迫られる場面が多く、それにより登場人物の生死からエンディングまで分岐する。
選択肢も倫理的にこれだろと簡単に選べないものも多く、自分が選んだ物語を楽しめる。
・フロントミッションシリーズと共有する世界観
ヴァンツァーという大型兵器が存在し、各国が争っている世界観はワクワクする。
問題点
・操作していない間の主人公の行動
三人の主人公はストーリー内で出会い協力することもある。しかし、操作していない主人公が前回操作したときからの行動が描かれず、何故その場にいるのかわからない。
プレイヤーは想像力を働かせるしかない。
戦闘(アクション)
7点
システム
・サバイバルステルスアクション
主人公は武器の類をほとんど持っておらず、戦場で調達することになる。弾の数は充実しているとは言えず、如何にして敵に見つからないかが重要なゲーム。
・クラフト
入手できる素材を使って有用な道具、トラップを作る。そのまま使える資源もあればクラフトしないと使えないものもある。
・所持重量制限
武器・アイテムは無制限に持てるわけではなく重量制限がある。バッグを入手することで制限は増える。弾は各銃ごとに所持限界はあるが、重量には含まない。
・ヴァンツァー
無人のヴァンツァーは奪って操縦できる。撃破したヴァンツァーから装備を奪うことも可能。
評価点
・ステルス
敵兵に見つかるとあっという間にゲームオーバーになる難易度でどうやって突破すればいいかわからない場面もある。そういった時に安全に進めるルートを発見できると非常に楽しい。
序盤よりも操作やシステムに慣れた後半の方がリトライ回数が減り、だんだんと楽しくなってくる。
問題点
・操作性が悪い
操作性が全体的に非常に悪い。特に十字キーにアイテムがジャンルごとに分けられているのは初プレイ時は意味不明。
ある程度プレイしていけば一応慣れる。
・見づらすぎるメニュー画面
字が小さく情報量が多いため初見時は意味不明。
こちらもある程度プレイしていけば慣れる。
・ステルスキルがない
本作は背後からバレずに接近しても一撃で倒せる近接戦闘術がない。
そういった訓練を受けてないと考えればまあ納得できる。
・ヘッドショットで即死しない
ハンドガンのような威力の低い武器では何発も当てる必要がある。
さすがに擁護できない。
・異常に視力が良い敵兵
低難易度でもあっさり敵兵に見つかる。特にスナイパーはレーザーサイトに当たっていなくても発見してくる。
・ガバガバな敵兵の索敵
敵兵は付近で銃声が聞こえても狭い範囲しか探索しない。発見されて戦闘になっても物陰で隠れていればそのうち攻撃を辞めて元の場所へ戻る。
PS2のメタルギアソリッドシリーズの方が索敵をしっかりしている。
・敵の死体がすぐに消える
倒した敵兵はすぐにフィールドから消える。生存している兵が倒れている兵を発見して警戒モードに移行するということがない。
・大量の敵と戦う場面が何度もある
簡単にゲームオーバーになる難易度で弾丸の数も少ないため非常に大変。特にシステムに慣れていない序盤はかなり辛い。
戦闘前にトラップの設置時間があったりするが、それならトラップの威力をもっと強力にしてほしかった。
・ヴァンツァー戦
操作しづらいし、機敏に動くわけでもない。1体で何体ものヴァンツァーと戦う場面もありかなり難しい。
操作性の悪さから初プレイ時は印象最悪になる可能性が高いです。システムに慣れても敵兵のガバガバ具合などが気になる人も多いかも。私はそこに攻略の糸口があると思えたので楽しめました。
グラフィック
7点
他のPS4のオープンワールドのゲームに比べると見劣りする。
敵兵を爆弾でぶっ飛ばした時の挙動がおかしい。
BGM
7点
特筆すべき点はなし。
敵に発見されたときはBGMが変わる。
キャラ
9点
三人の主人公は境遇が異なっており違った魅力がある。
それぞれ因縁がある・生まれる敵がいる。自分で物語を選択するのもあり引き込まれる。
快適さ
5点
評価点
・ロード
リトライは速い。
死にゲーだからさすがにね。
問題点
・説明不足
説明不足なところがあり、いきなり戦場に放り出されるように感じる。
丁寧なチュートリアルを表示するところもあるが、それはそれでいきなり多くの情報が表示されるのでよくわからない。
・メニューの記憶
メニューにはマップ、装備、クラフトなどの項目があるが、最後に開いていたページが記憶される。
個人的には常にマップを開いてほしかった。
・セーブ可能数が少ない
4つとオートセーブ一つだけ。マルチエンディングなことも考えると不便。
評価まとめ
44点
S~GでB評価。私はS評価を付けたいぐらい楽しめたんですけど冷静に考えてそれはないなと。世間の評価からしたらBでも高いぐらいですからね。
クリア時間は17時間。
これはリトライを含まないので実際はもっと多いです。最低でも20時間は超えているはず。25時間ぐらいやったのかなあ。
粗や問題点が非常に多く、人をかなり選ぶゲームになっています。それでも私のように楽しめた人もいるので興味がある方は覚悟を決めて手を取ってみては。
続編もしくは新作出ないかなあ(届かない願い)。
攻略のアドバイス
高難易度の本作のクリアのポイントを紹介。私がクリアしたのは最低難易度のLIGHTなので注意。
・ステルスプレイ
本作をプレイする上での大前提。
・アイテムを有効活用する
多くのアイテムがありますがその中から特に有用だと思うものを紹介。
索敵センサー・・・一時的に周囲の敵が壁越しでも分かるようになる。
空き缶・空き瓶・・・投げた音で敵兵を誘い出せる。クラフトの素材としても使う。
発煙筒・・・空き缶・瓶よりも長時間敵兵を引き付けられる。
スモークグレネード・・・敵のど真ん中を突っ切るならこれ。
火炎瓶・・・序盤の主力。これだけでは敵兵は倒れないので注意。
・アイテムは可能な限り拾う
フィールドには様々なアイテムが落ちているが可能な限り拾うべき。重量制限があるのでプレイしていく中で取捨選択する必要がある。
・アイテムボックスを開ける
セーブポイント付近にはアイテムボックスがあり有用なアイテムが多く入っている。このことがゲーム中でしっかりと説明されない。
・近接武器
背後から接近して殴れば無音で倒せる。ただし、一発では倒せないので倒す前に声を出されたらピンチになる。使い過ぎたら壊れる点も注意。
・ショットガン
携帯できる中では本作最強武器。敵の索敵範囲の狭さから近接武器よりも背後からのショットガンの方が確実。一般兵なら一発、固い敵でも3発ほどで沈む(近距離の場合)。
・セーブポイントを経由するように進める
セーブポイントは常にマップに表示される。それらを経由してセーブしながら進むのが基本方針になる。
・セーフエリアを通る
マップ上には敵の警戒度が高い場所もあればセーフと表示される場所もある。そのエリアも敵はいるが比較的隙がある。
ただし、派手なことをしていると警戒度が上がり、敵が増える。
・ドローンは撃ち落とす
徘徊しているドローンが邪魔ならばハンドガンで撃ち落とすのもあり。ドローンからも素材を入手できる。
・敵兵から武器を奪う
一部の強力な武器は敵から奪うことで使用できる。弾は補充できず使い切り。
スナイパーライフル・・・遠距離武器。一般兵なら一発。
ガトリング・・・圧倒的な連射力。ある戦闘では重要。
ミサイルランチャー・・・戦車やヘリコプターも一発。セーフ表示されているルート上にそれらがいる場合、近くに持っている兵がいるかも。
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