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ヌルゲーマーの趣味ブログ。漫画や野球の話もするよ。 2019 2/10「感想・評価に一言ポイントを追加」

「ファイナルファンタジーXVI」クリア後感想・評価

こんにちは!

FF16のクリア後感想・評価です。

 

 評価基準についてはこちらを参照

当サイトにおけるゲームの評価法

 

※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。

 

一言ポイント

・7年ぶりのナンバリングタイトル

・メインストーリーを追うことに特化したゲームデザイン

・DMCスタッフを迎えた戦闘

・並ぶ作品のない映像美

・各方面に見える不満点

概要

ファイナルファンタジーXVIは2023年にスクウェア・エニックスより発売したアクションRPG。15から7年ぶりのナンバリング新作。

 

キャッチコピーは「これは―クリスタルの加護を断ち切るための物語」(公式サイトより)

あらすじ

終焉に向かう大地「ヴァリスゼア

唯一の加護は「マザークリスタル

ヴァリスゼアに生きる人々はクリスタルから供給されるエーテルにより魔法を生み出し、日々の暮らしを成り立たせていた。

しかし、限りあるその加護は国家による奪い合いも生み出した……

各国はマザークリスタルを求め、召喚獣の力を宿す「ドミナント」を使役し戦を始める。

ロザリア公国の第一王子「クライヴ・ロズフィールド」もまた、マザークリスタルをめぐる戦乱へと巻き込まれるのであった。

過酷な運命を背負ったクライヴは、やがて世界の真相を知り、マザークリスタルの破壊を目指していくことになる……

これは―クリスタルの加護を断ち切るための物語。

(公式サイトより)

シナリオ

8点

大前提として本作はネタバレなしで内容を語ることが難しい。できる限りネタバレは排除しているがその代わり、私が伝えたいことを十分に伝えることができていない可能性があります。

・人が人として生きるための物語

本作の世界ではクリスタルをを用いて魔法を使うことで人々は生活している。その中でクリスタルなしで魔法を使用できる人々はベアラーと呼ばれ差別・奴隷扱いされている。クライブたちはすべての人が人として生きることのできる世界を求めて戦っていく。

前半は人同士による主義主張の戦いが続き、ベアラー差別など重い内容もあるがその人間模様から非常に続きが気になる内容になっている。一方で後半になるとラスボスを倒すために話が進んで行くようになり演出や展開では盛り上がるが前半のようなストーリーに対するワクワク感がない。

・ストーリーを追うことにした特化したゲームデザイン

本作はメインストーリーを追うことに特化したゲームデザインになっている。イメージの悪い言い方をすると一本道。

ミニゲームは全くなく寄り道要素はほとんどない。クエスト報酬や宝箱の中身も攻略に必要なほどのモノはなく探索するメリットも薄い。

この点についてはプレイヤーによって好みが分かれるところ。私はマップを埋めたい派なので探索するメリットが薄いのは気になる。

・ストーリー補足

メインストーリー内で各国情勢を説明するイベントがある。ストーリー特化だけあってプレイヤーにゲーム内容を理解させる心遣いがある。

用語説明もプレイヤーに読ませるためかコンパクトにまとめられている。

・サイドクエスト

本作前半のサイドクエストは一言でいうと虚無。薄い内容におつかいとショボい報酬となっておりクエストをやることに意味を感じない。

一方で終盤のサイドクエストは各キャラの深堀に繋がっており非常に重要。ストーリー重視なプレイヤーにこそやってほしいが前半のクエストのせいで終盤は無視してしまうかも。

配分やプレイヤーの攻略意欲の焚き付けは失敗している。

戦闘

9点

システム

・アクションRPG

プレイヤーが操作するのはクライヴのみ。各召喚獣の能力を切り替えながら戦う。

・召喚獣

召喚獣の能力を使うだけでなく召喚獣そのものになって戦う。

評価

・誰でも遊べる派手なアクションRPG

本作はデビルメイクライのスタッフを迎え入れており、DMCを思い出す派手で爽快なアクションが楽しめる。かといってあちらのように難しくはなく簡単な操作で遊べる。

誰でもクリアできるように戦闘を簡単にする救済要素があり、戦闘面においてもストーリーを追うことに特化している面が見える。

・QTE

ゲーム全体としてQTEが多い。演出面の強化や派手さに繋がっているがテンポは悪い。

召喚獣戦は演出やQTEからストーリーの延長線上にあるものとして作られている印象を受ける。言ってしまうと召喚獣戦全てが半イベント戦のように感じた。

・少しでも複雑な要素は排除

本作は召喚獣を切り替えながら戦うにもかかわらず属性がない。FF定番の火のモンスターであるボムにイフリート(火の召喚獣)で攻撃しても吸収どころかダメージ倍率のダウンすらない。

スキルや装備の強化も最適なルートや効率を気にする必要はほぼなく目の前にあるものを取っていけばいい。

グラフィック

10点

圧巻なグラフィック。演出面も素晴らしく映像美としては並ぶものなし。

個人的にシリーズファンとして高画質なモルボルは注目ポイント

BGM

10点

非常に豪華だが目立ち過ぎてはおらずあくまで演出のひとつ。映像美と合わせて楽しめる。

キャラ

8点

キャラ同士のやり取りはRPGの会話を見ているというよりも映画のやり取りを見ている感覚に近い。演出を含めてゲーム全体が映画のような印象を与えるからかもしれないが。

味方側以外では一番印象に残ってるキャラ

快適さ

6点

・移動関連

移動が非常に遅い。ダッシュボタンが存在せずある程度移動すると走り出す。街中や拠点では走らない。それなのに拠点が非常に広い。

ファストトラベルポイントも少ない。広い拠点でも一か所しかない。

移動に関しては令和のゲームではない。

その他にも細々と不満点があり戦闘やグラフィックに対する力の入れようから考えるとやや疑問。

評価まとめ

51点

シナリオ、戦闘、グラフィックなど各方面にクオリティの高さは見せており良作だと思います。一方で各方面に不満点があり期待値の高さからすると残念ゲーのようにも感じてしまう。S~GでB評価

 

クリア時間は45時間(内体験版2時間)

 

いろいろな要素に良いところと悪いところがあるのに加えて非常に期待値の高い作品だったがゆえに評価が難しい。評価が定まるまでは時間がかかりそう。個人的には感想を書いていて自分はこのゲーム好きだったなと思いました。

 

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