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ヌルゲーマーの趣味ブログ。漫画や野球の話もするよ。 2019 2/10「感想・評価に一言ポイントを追加」

「CODE VEIN」クリア後感想・評価

こんにちは!

コードヴェインのクリア後感想・評価です。

 

↓ 評価基準についてはこちらを参照

当サイトにおけるゲームの評価法

 

※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。

 

一言ポイント

・ライトな死にゲー

・死にゲーとしては濃いシナリオ描写

・完成度は低め

 

概要

CODE VEINは2019年にPS4で発売したアクションRPG。開発はバンダイナムコエンターテインメント、その中でもゴッドイーターチームが手掛けている。

アクションRPGの中でも死にゲーと言われる高難度アクションとなっている。

 

キャッチコピーは「生きろ、死してなお」(パッケージ裏より)

あらすじ

決して遠くない未来、世界は唐突に崩壊の時を迎えた。

審判の棘」貫かれて地殻は無残に裂け、繁栄の象徴たる人類の建造物が墓標のように佇む。

そこには吸血鬼(レヴナント)と呼ばれる者たちがかろうじて生き延びる「ヴェイン」と呼ばれる閉鎖社会があった。

滅びに抗うために人であることを棄てた吸血鬼達。

彼らは超常的な力の代償として人としての記憶の大部分を喪いながらも、血を吸うことでかろうじて人間性を保ちつづけている。

血の欠乏は、彼らから人の心を奪い、ただ血を求めて彷徨い続ける堕鬼(ロスト)へと変貌させてしまう。

無数\の堕鬼が跋扈し、血の渇きをかきたてる瘴気が蔓延する閉鎖世界で、吸血鬼の仲間と共に、血と真実を求めての探索が始まる。

(公式サイトより)

シナリオ

7点

・濃厚なシナリオ描写

他の死にゲー(主にフロム)に比べるとシナリオ描写が濃い。メインキャラだけでなくサブキャラ、回想でしか登場しないキャラまでどういった人物、どういう思考を持っていたのか分かる。

固有名詞が多く最初は分かりづらいがどういう世界観なのかどうしてそうなったのかなど細かく説明されシナリオに入り込みやすい。

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・王道であるが王道どまり

設定や世界観は重めだがストーリー自体は王道。退廃的な世界で仲間と戦うというシナリオは悪くない。

しかし、プレイヤーの想像を越えるような場面はなく大筋の展開は予想できる。

・回想シーン

吸血鬼達は一部の記憶を失っており、道中などで入手するアイテムで記憶を取り戻し階層が見られる(同時にスキルも入手できるようになる)。

この回想シーンが濃厚なキャラ描写に繋がっている一方で、ゆっくり歩きながらキャラの会話を聞く、会話が終わるまでは途中で止まって待つなどテンポが非常に悪い。

会話も紙芝居形式に近くキャラの動きがあるわけではない。

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・茶番のような展開

本来なら感動のシーンをひっくり返すような茶番展開が繰り返される。

条件次第でシナリオが変わるよう分岐をしっかりするべきだった。

・ダンジョン

物語が進むごとに複雑になっていき中盤の聖堂でピークを迎える。このマップは広く複雑で高低差もあるなどかなり迷いやすく攻略しがいのあるダンジョンだがここを尻すぼみに単純になっていく。このダンジョンで制作側が力尽きたような印象を受ける。

聖堂は複雑すぎてきつく、それ以降は拍子抜けするというマップ構成。個人的にはラスダンがほどよい広さにショートカット、難易度だった。

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戦闘

9点

システム

・レベル制のアクション

敵を倒して得られる経験値(ヘイズ)を使用してレベルを上げる。ヘイズはスキル修得や買い物にも使う。

死亡するとヘイズはロスト、死亡地点で回収できるがその前にまた死亡したら完全ロストとなる。

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・ブラッドコード

ジョブのようなモノ。ブラッドコードごとに扱える武器やスキルが異なる。

ヘイズを使用してスキルを修得する。多くのスキルは熟練度をMAXまで上げれば他のブラッドコードでも使用できるようになる。

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・吸血

敵を攻撃することで冥血を得られる。吸血量は武器ごとに異なる。冥血はスキル使用などに必要。

また防具(吸血牙装)を使って敵から大量に吸血できる。背面からやれば特殊吸血となり大ダメージを与えながら大量に吸血できダウンも取れる。

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・錬血

冥血を使って攻撃やバフ・デバフを行う。いわゆるスキル。

・集中

敵からダメージを受ける、寸前で回避すると集中ゲージが溜まり集中モードになる。この状態になるとスタミナが全回復し、ひるみにくくなり敵を打ち上げられるようになる。

集中時のみ効果が発動するパッシブスキルもある。

・受け流し

敵の攻撃をはじくいわゆるパリィ。

・バディ

仲間キャラ1人を選び一緒に探索、戦闘をする。

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評価点

・ライトな死にゲー

非常に高難度でプレイヤーを選ぶ死にゲーというジャンルだが本作はその中でもかなり簡単な部類。もちろん油断すれば一瞬でロストするし凶悪なボスもいるが最初のダンジョンで詰まる可能性は低い。

死にゲーの間口を広げた点は評価できる。

・幅広いプレイスタイル

5種の武器と豊富なブラッドコードにより様々なプレイスタイルが取れる。

・バディ

バディが非常に優秀。ヘイトを稼いでもらって背後から攻撃したり、自分が死んでもすぐに回復してくれる。ボス戦でも距離を取って立て直しているうちに倒してくれることもある。その他潜んでいる敵がいるときは教えてくれるなど至れり尽くせり。

難易度低下につながっている点もあるがライトな死にゲーとして考えればかなり良い。

ただしバディごとの格差はかなり大きい。ほとんどのバディは必要ない。

問題点

・吸血攻撃

通常攻撃による吸血と特殊吸血によるものは有用だが、吸血牙装による吸血攻撃は必要ない。使わなくても足りるしクリアできる。

・集中

敵の攻撃でピンチになった時の緊急脱出には役立つが狙ってなるものではない。そのため集中時に発動するパッシブスキルについては全く必要ない。常時発動型のスキルを付けるべき。

・受け流し

私が下手なのもあるが狙ってやった覚えが全くない。使わなくてもクリアできる。

・ステータス画面

項目が多い。説明もなしにこんなものを見せられて分かるわけがない。

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グラフィック

10点

死にゲーには珍しいアニメ調のグラフィックだが良好。キャラメイクの項目が多く自由度が高い。

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BGM

9点

壮大なものから切ないものまで揃っている。

個人的には壮大なものを圧倒されました。

キャラ

8点

サブキャラまで過去が掘り下げられているのは良い。ただ有用なバディが決まっているせいで全てのバディに愛着が湧かないのが残念。

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快適さ

8点

・詰まりづらい死にゲー

戦闘の項でも書いたようにライトな死にゲーとなっていて詰まりづらい。比較的ストレスなく遊べる。

・マップ

縮尺が2種類しかなく、階層ごとの切り替えもできない。

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評価まとめ

51点

粗は目立ちましたがかなり楽しめました。S~GでA評価

 

クリア時間は24時間13分。

1周クリアまでの時間です。エンディング分岐があるので周回して遊べます。

 

面白かったけど完成度はSEKIROや仁王のほうが圧倒的に上なので死にゲーとしてはそちらをおススメします。ただそれらが難しくてクリアできない人でも挑戦できるライトな難易度。死にゲーの間口を広げたのは本当に評価している。

個人的には十分に楽しめたし続編が出たら買うと思います。

 

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