こんにちは!
メガテン3リマスターのクリア後感想・評価です。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・東京が死んで、僕が生まれた
・スリルのある戦闘
・ヒロインは悪魔
概要
真・女神転生III NOCTURNEとは2003年にアトラスよりPS2で発売したRPG。真・女神転生シリーズの3作目。
2005年には追加要素を加え、デビルメイクライシリーズのダンテが登場する真・女神転生III-NOCTURNE マニアクスが、2008年にはデビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王初回版特典としてダンテの代わりにライドウが登場する真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス クロニクルエディションが発売した。
真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTERはマニアクスクロニクルエディション準拠のリマスター。DLCでダンテが登場するマニアクスをプレイできる。
キャッチコピーは「東京が死んで、僕が生まれた」
↓ ライドウ対アバドン王
あらすじ
200X年、東京。
その日は、これからも続くありふれた日常の一片に過ぎないはずであった。
主人公は、都内の高校に通う普通の少年。
クラスメイトの新田勇、橘千晶と共に入院する担任教師の高尾祐子を見舞うため新宿にある病院を訪れた。
不気味なほど人の気配が無く、異様な静寂が横たわる病院内で祐子を探すうち、少年は、面妖な装置の前に座す謎の男・氷川と鉢合わせ、命の危機を覚える。
その氷川を制止し、少年を守ったのは祐子だった。
祐子は、悲しげな表情でこう告げる。
「間もなく、この世界は混沌に沈むの。それが「受胎」…人がかつて経験したことのない世界の転生よ。」
世界に終末をもたらす「東京受胎」
突然起こったその大異変に巻き込まれ、主人公、勇、千晶たちは散り散りになってしまう。
東京受胎により、日本の首都は、謎の光を中心として地平が内球状にひしゃげた異界へと姿を変えた。
そこは、神話・伝承上の存在、「悪魔」の住まう世界だった。
意識を失った少年はその眠りの中、謎の金髪の子供と老婆から、これからを生き延びるための力「マガタマ」を授かる。
ほどなく病院の一室で独り目覚めた時、少年の体は「悪魔」として新生していた。
少年は、変わり果てたトウキョウで、変わり果てた己の身を戦いの旅路へと投じ、「新世界創造」の選択と葛藤の物語を紡いでいく。
(公式サイトより)
シナリオ
8点
・悪魔がうろつく退廃的な世界観
退廃的というか人間はほぼおらず世界は終わってしまっている。
生き残った登場人物たちとも中々会えず、そもそも主人公が人間ではなくなっているため孤独感がすごい。
その中で登場する悪魔たちの個性が強く、他のアトラスのゲームよりも仲魔に対する愛着はかなり強くなる。仲間は仲魔だけという状況で悪魔がヒロインと言っていい。
・極端すぎるコトワリ
ルート分岐のあるシナリオで最終的には他の人物が掲げるコトワリを選ぶことになるがどれも極端。一部は理解できるけど支持するかというと…といった内容になっており、いまいち共感できない。
だからこそ余計に仲魔に対する愛着が増す。
・目的が分かりづらい
ゲーム全体として主人公が何をしたいのか、何をすればいいのかがよくわからない。
ある程度はプレイヤーが決められるが、なんとなくストーリーを進めているように感じる。
・アサクサパズル
ミニゲーム。難易度が非常に高い。クリアに必須ではないが手に入る報酬がゲーム進行において非常に有用。
攻略をガン見してでも獲得することをおススメ。
戦闘
10点
システム
・プレスターンバトル
敵味方問わず相手の弱点を突いたりクリティカルが決まると行動回数が増加、逆に無効化されたり、外したりすると行動回数が激減する。
ペルソナなどの分家も含めて以降の女神転生系列の戦闘システムの原形。
・マガタマ
主人公専用・唯一の装備。様々な耐性(弱点もある)やステータス上昇が得られる。
主人公が一定レベルに達するとスキルを修得できる。
評価点
・高難度だが中毒性の高い戦闘
非常に高難度で雑魚戦でも一度攻撃を外すだけでピンチになったり、奇襲から一瞬で全滅することがあるシビアなゲームである。しかし、戦闘システムはよくできており中毒性が高い。ボス戦では対策をしないとどうにもならないことが多々あるが、ボスに合わせたマガタマ・仲魔を揃えるだけで圧倒できる。
・マーシフル
リマスターで追加された低難易度。サクッと楽しみたい人でも安心してプレイできる。
慈悲深過ぎるので注意。
問題点
・マガタマ
各マガタマは次に修得できるスキルは分かるがそのレベルは分からない。場合によっては何レベルも新スキルを修得できずに進めてしまう可能性がある。
抵抗がなければ攻略を見るといい。
・登場スキル
元は2003年の作品ためかP5Rにあったヒートライザなどがない。そのためか強力な悪魔はランダマイザを使うことが多い。
終盤のパーティは無理やり狙わなくても全員ランダマイザ持ちになるなど今やるとスキルの少なさが気になる。
・魔人戦
魔人と呼ばれる強力な悪魔との戦闘がある。ストーリー上必須な一体以外は任意だが、その場所を通過すると確定で戦闘を避けられるわけではない。
中でも特に強い魔人がストーリー上確実に通過する場所に配置されているなど理不尽な部分が目立つ。
スリルのある戦闘が楽しめるので魔人戦自体が悪いわけではない。
グラフィック
9点
見づらいということはなくよくできたリマスター。
悪魔たちのモーションに注目。それぞれ固有のモーションが作られている(一部見た目が似たものを除く)。
BGM
9点
良曲揃い。やっぱり通常戦闘曲が好きですね。堪能してる間もなくゲームオーバーすることもあるけど。
キャラ
7点
基本的に人間キャラはあまり魅力がないです。悪魔を愛でるゲームです。
快適さ
8点
・移動
3Dマップでの移動が8方向しかなく細かい進路操作ができない。
・演出
セーブ完了後、ファストトラベル使用後に演出が毎回入る。どちらもよく使うので気になる。
・セーブ
リマスターになってもオートセーブは未実装。甘えは許さない姿勢。
・悪魔合体
悪魔合体時の操作の反応が悪い。継承スキルの吟味の際にテンポが悪くなっている。
狙ったスキルが継承できたのに間違ってキャンセルすることが少ない。間違いを減らすためにわざとそうしているのではと感じるくらいにここだけ明らかに反応が悪い。
評価まとめ
51点
戦闘がめちゃくちゃ面白く、世界観に引き込まれました。S~GでS評価。
クリア時間は40時間46分。
実際はパトったことで無に帰した時間もあるのでもっと長い。攻略は色々と見ながらプレイしたので通常よりは短めかと。
初めての本家メガテンでしたが面白かったです。来年発売予定のVも楽しみだなあ。
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