久しぶりの野球記事。
トレードの衝撃から書きました。
2対2トレード発表
7月9日月曜日。DeNAとオリックスの間で2対2のトレードが発表されました。
DeNAとオリックスで2対2交換トレード発表(日刊スポーツ)
DeNAからは白崎浩之内野手(27)左上と高城俊人捕手(25)左下、オリックスからは伊藤光捕手(29)右下と赤間謙投手(28)右上が相手球団に移籍します。
今回のトレードは
①両チームから捕手が放出される
②DeNAの高城は一軍でスタメンで使われていた。発表日も一軍登録されている。
③オリックスの伊藤光はGG、ベストナインを獲得したことのある代表経験者。まだ20代
といったトレードにしては珍しい条件がそろっています。
そこで両チームの意図を考えてみたいと思います。
両チームの意図
トレードのメイン
DeNAとオリックス 2対2トレードの狙いとは(日刊スポーツ)
上の記事にもあるようにメインは白崎選手と伊藤光選手のトレードです。
DeNAは今シーズン嶺井、戸柱、高城の3選手を捕手として起用していますが、全員打率1割台と低迷。野手の離脱者も多いチーム状況で打線の迫力が足りず少しでも打てる打者が欲しいところ。伊藤光選手は規定到達で.285打ったこともあるので打撃を期待してだと思います。20代でGG、ベストナイン経験ありの捕手なんて簡単には補強できませんから。
オリックスは小谷野、中島、T-岡田といったベテラン内野手が2軍調整中。3選手の中でも小谷野選手(37)、中島選手(35)と高齢なのも気になるところ。また、オリックスの若手内野手は長打力という部分で物足りないイメージ。(パリーグ詳しくないので違ったらごめんなさい)。白崎選手は内野ならどこでも守れ、長打力は目を見張るものがあります。
なぜ2対2トレードなのか
オリックスは捕手を放出することになったわけですが捕手は特殊なポジション。怪我人が出た際に対応が難しいです。そこでオリックスはDeNAに捕手を要求。2軍にも西森選手など捕手はいますがオリックスはある程度1軍経験のある捕手を求めたと思います。
DeNAが今年1軍で起用している3捕手の中で高城選手を放出した理由、これも打撃にあると思います。今年は不振ですが戸柱選手は昨年9本、52打点。嶺井選手は2015年に5本のホームランを打ったことがありますが、高城選手は通算打率.170、通算ホームラン1本と他の2選手よりも打撃が劣ります。
ただ白崎、高城二人とも1軍での出場経験がそれなりにあるので1対2のトレードはフェアではないと赤間選手がつけられて2対2になったのではないでしょうか。伊藤選手は他の選手よりも実績があるのでプラスされた赤間選手は実績少なめ。プラスでつけていいと提示された選手の中からDeNAが赤間選手を選んだのかも。
WIN-WINトレードなのか
トレードをすると毎度言われるどちらが得をしたのか。今回は非常に難しいと思います。全選手が移籍先で活躍する可能性があり結果待ちになるかと。
白崎選手はポテンシャル抜群ながらも結果が出ず今年は2軍暮らし。DeNAでは出番もなくなってきたので本人のためにも良かったと思います。移籍先では日本ハム大田選手のように活躍してほしいです。
高城選手は去年の濱口選手のように専属捕手として起用されるなど相性の良い投手いると輝きます。ベンチのムードメーカーになれる存在なので一軍で出番はあるのではないかと。
伊藤選手はセリーグに来て復活できるかどうかですね。実績があり、まだ20代なのにオリックスでは出番がなくなっていました。DeNAの捕手事情では.250打てればレギュラー獲れますから。
赤間選手はまずは敗戦処理から。投手はいくらいても困らないですから。
全選手とも移籍先での活躍を願っています。
白崎選手、高城選手は移籍先でも応援します、
伊藤選手、赤間選手DeNAへようこそ。
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