こんにちは!
東京ダークのクリア後感想・評価です。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・狂気的なシナリオ
・豊富な分岐・エンディング
・リプレイ性の低いシステム
概要
TOKYO DARK -REMEMBRANCE-はCherrymochiが開発・発売したインディーズの探索型アドベンチャーゲーム。Kickstarterで支援され2017年にSteamで配信開始。2019年にはSwitch、2020年にPS4で配信が開始した。
あらすじ
伊藤刑事の相棒が行方不明となった。
単純かと思われた事件は次第に奇妙な様相を帯びていく。
彼女は過去と向き合い、正気を保てるのか
(Switchダウンロードページより)
シナリオ
・狂気的な雰囲気を感じるシナリオ
行方不明になった相棒を探す警察官の主人公となって東京を探索するサイコホラー・サスペンスアドベンチャー。
目の前で起こる出来事が現実なのかもわからず進んでいくシナリオは主人公を犯していく狂気がプレイヤーにも伝わっていくかのように感じる。
・SPINシステム
SANITY(正気度)、PROFESSIONALISM(職業倫理)、INVESTIGATION(調査能力)、NEUROSIS(ノイローゼ)の4つのパラメータが存在する。ゲーム中で遭遇する出来事や選択した行動で値が増減し、その後の展開・エンディングが変化する。
・豊富な分岐・エンディング
本作は分岐が多く一つの箇所を進めるにも複数のルートが存在する。中には警察官とは思えない行動もあり、SPIN値に大きく影響する。
特に一週目はオートセーブしか存在しないためとんでもない選択をしてしまっても後戻りが出来ない。理不尽な出来事でSPIN値が変動してしまうこともあり緊張感のあるプレイが楽しめる。
その果てにたどり着けるエンディングは11種類。インディーズゲームとしては破格の数と言える。
グラフィック
グラフィックは値段相応と言ったところだがゲームの雰囲気や世界観、演出は魅力的。CGの数もそこそこあるがCGモードがなく、もう一度見たい場合はシナリオをプレイする必要がある。
BGM
恐怖感を煽るような曲が多く演出の強化に一役買っている。
キャラ
プレイ時間に対して登場キャラは多い。どのキャラも個性的で中にはプレイヤーの選択で行く末が変わるキャラもいる。
快適さ
非常に劣悪。インディーズゲームとはいえADVで押さえておくべき機能がない。
・バックログなし
本作はシナリオに複雑な部分もあるのでつけてほしかった。
・スキップ機能
2週目から使えるが全てで使えるわけではなく全体の半分くらい。
シーンスキップしかなく高速スキップは存在しない。
・セーブ
1周目はオートセーブのみで2週目から通常セーブが使えるようになる。
しかし、セーブスロットは6つしかなく、特定のシーンまで進めた時にしかセーブできない。
豊富な分岐・エンディングを持つ本作では非常に不便。
・スタッフロール
スキップができない。短いとはいえエンディングのたびに見るのはだるい。
評価まとめ
狂気的なシナリオ、それを煽る演出など引き込まれるゲームでした。分岐・エンディングが多いのも素晴らしいですがリプレイ性の低いシステムが大きくマイナス。S~GでC評価。
クリア時間は1周目が4時間。
トロコンが9時間。
ボリュームは値段相応。
SwitchやPS4で発売する上でシステム面の向上に取り組んでほしかった。
↓ 応援よろしくお願いします