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英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN- PS5版のクリア後感想・評価です。
※感想・評価をするうえで公式サイトで明かされていないシステム・仕掛けに触れる必要があります。シナリオの結末など決定的なネタバレはしていませんが注意。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・共和国編2作目
・興醒めするシナリオの仕掛け
・メインストーリーは次作から本番
↓前作
概要
英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-とは日本ファルコムより2022年に発売した英雄伝説 軌跡シリーズ12作目にして共和国編2作目。
キャッチコピーは「黎と紅が廻る罪(キセキ)を掬い上げろ―」(パッケージ裏より)
あらすじ
七耀暦1209年。
マフィア組織《アルマータ》の脅威が過ぎ去り、かつての平穏を取り戻したカルバード共和国。
そんなある日──首都イーディスの片隅で、CID(中央情報省)特殊部隊が何者かに惨殺されるという猟奇的な事件が発生する。
事態の収拾に向けて動き出すカルバード警察や遊撃士協会。
新たな騒乱の匂いを嗅ぎつけ、暗躍を始める裏社会の勢力。
そんな中──『裏解決屋(スプリガン)』ヴァン・アークライドも意外な人物の来訪をきっかけに調査に乗り出すこととなる。
惨殺事件を引き起こした人物は一体誰なのか?その目的とは?
そして、曾祖父の最後の遺産、“第8のゲネシス”を探し求めるアニエスは──?
獣じみた“紅黎(あかぐろ)い”異形の咆吼と、“何か”を追い求める少年少女との邂逅が、彼らの《軌跡(ものがたり)》を逃れられぬ因果へと誘いざなっていく──。
(公式サイトより)
シナリオ
7点
・繋ぎの共和国編2作目
共和国編2作目となる本作だが繋ぎの印象が強い。正確には前作と合わせて共和国がどういう舞台なのかを説明して次からが本番といった感じ。軌跡シリーズ全体からしたら本作ではほとんど話が進まない。
一応これからに期待を持たせつつ本作だけで綺麗に終わる。これから大きな話が待っていると思うと3作目では終わらない気配がするが。
・バッドエンド
ネタバレになってしまうが本作には大量のバッドエンドが存在する。そのたびに前の選択肢に戻ってやり直すことになる。
しかし、バッドエンドに入る時は急にあっさり終わる。これがプレイしていると興醒め。ピンチになった瞬間あっさり終わるので茶番っぽくなる。テキストノベルだとよくあることだけどRPGでやるとこんなに違和感を覚えるものなんだと思いました。
このバッドエンドもシナリオにおける仕掛けにもなっているのでそのうえでどう思うかはプレイヤー次第。
・あるキャラクターの扱い
前作のメインキャラの一人が今作ではほとんど登場しない。
やたらとキャラが増えていく軌跡シリーズですが、共和国編入ってから登場したキャラの出番削減は違うかな。
・ミニゲーム
本作から新しく登場したミニゲームがいくつかあるがどれも令和になってやらせるものじゃないだろと言いたいクオリティ。
戦闘
7点
システム
・フィールドバトル
ジャスト回避が追加。ジャスト回避後に△ボタンを押して操作キャラを切り替えるとチャージアタックができる。
・EXチェイン
コマンドバトル中、敵をブレイクしてスクラムを組んでいる状態でブーストゲージを消費して発動。対象の敵を中心に周囲に大ダメージを与える。
評価
・フィールドバトル
ジャスト回避が追加されるなど前作よりもパワーアップしている。フィールドバトル中に敵をスタンさせてからコマンドバトルに移行することで雑魚戦がスムーズに戦える。
進化したといってもイースや他のアクションに比べると全然なのであくまでコマンドバトルを有利に戦うためのもの。
・Sクラフト
Sクラフトの連発に制限がかかった。Sクラフトゲーなところはあるので多少の制限は良かったのではないかと。それでもSクラフトが強力でメインとなるのは変わらない。
・行動順
行動順が分かりやすくなった。
画面上にあるラインで上ラインが味方、下ラインが敵。次の行動キャラが二つのラインが交わった箇所に表示される。
・回避率
これは完全に自分の感覚ですがNORMALでも敵が攻撃を異様に回避する。一部そういう敵がいるのは構わないがどの戦闘でも回避されることが多い。
クオーツやアクセサリで命中を上げるという対策は存在するがアイテムが少ない序盤からこうなのでかなりストレスが溜まる。
グラフィック
8点
ハードの進化もあって前作よりも向上したと思います。
Sクラフトのカットインが復活したのは良い。
BGM
9点
今作も良好。メルヒェンガルテンのBGMが好きです。メルヒェンガルテン自体は好きじゃないけど。
キャラ
9点
シナリオでも書いたように扱いの悪いキャラ以外は前作での裏解決や組がメイン。創の軌跡からも参戦してきて今後どのようにストーリーに絡んでくるのか注目。
個人的にはあるサイドクエストのサブキャラの話が気になって自由探索のたびに探してました。
快適さ
9点
・ロード
ハードの進化もあってかロード時間は短縮、処理落ちもなくなった。
・UI
一部もう少しこうだったらやりやすいのにと思うところもあったが、プレイ中にアプデで修正された。
評価まとめ
49点
軌跡シリーズらしくある程度の水準でまとまっているがバッドエンドの茶番感に冷める。S~GでB評価。
クリア時間は49時間10分。
攻撃を回避されまくるのが怠くて難易度を下げました。軌跡はパーティキャラが多くメンバーが頻繁に入れ替わるのでいちいち装備を見直すのがめんどくさくてEASYでごり押しました。
2までやって次作からが本番なのはマイナスなのかここから巻き返すと考えるとプラスなのかは3次第。個人的には共和国編は3で終わらないと思ってます。4では終わってほしいけど軌跡だから怪しい。
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